1. トップ
  2. 看護記事
  3. ニュース
  4. 厚生行政ニュース
  5. [がん対策] がんゲノム拠点病院を初指定、がん研有明など34機関 厚労省

[がん対策] がんゲノム拠点病院を初指定、がん研有明など34機関 厚労省

  • 公開日: 2019/9/25

 厚生労働省は19日、がん研究会有明病院や国立成育医療研究センター、神奈川県立がんセンターなど34医療機関を「がんゲノム医療拠点病院」として初めて指定した。

これらの医療機関は、がんゲノム医療提供の拠点病院としての役割を担う。指定は2022年3月31日まで。 

 今回の指定は、5日に開催された「がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会」の議論を踏まえた措置。 
 遺伝子情報に基づいたがんゲノム医療については、厚労省が整備した「中核病院」(11カ所)と、「連携病院」(156カ所)が協力し、患者がどこに住んでいても提供できる体制づくりを進めてきた。ただ、遺伝子パネル検査を受ける人の増加により、その検査結果について専門家が協議する検討会「エキスパートパネル」の開催などに中核病院で対応し切れなくなる恐れがある。そのため、厚労省は拠点病院を全国各地に整備し、そこでもエキスパートパネルなどを実施できる体制を整える方針だ。

(厚生政策情報センター)

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

[医療提供体制] 院内の事例報告・学習システムの在り方で議論開始 厚労省

 厚生労働省は6月27日、「医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会」の初会合を開き、施策全般の課題を整理するとともに、各医療機関内での事例報告・学習システムの在り方などについて検討を進める考えを示した。意見交換では、特定機能病院を中心に進んだ医療事故などの事例報告と学習システム

2025/7/4