[人口] 高齢化率、28.4%で過去最高 総務省
- 公開日: 2019/9/27
総務省はこのほど、国内の高齢者人口と就業状況を公表した。
2019年9月15日現在の推計値では、65歳以上の人口は3,588万人(28.4%)、75歳以上人口では1,848万人(14.7%)で、それぞれ人口、総人口に占める割合とも過去最高だった。また、15歳以上の就業者総数に占める65歳以上の就業者数の割合も18年時点で過去最高となった。
高齢者人口のピークとされる40年の推計値は、65歳以上人口が3,921万人(35.3%、19年時点と比べた場合の増加率9.2%)、75歳以上人口は2,239万人(20.2%、同21.2%)。75歳以上人口のピークは30年で、2,288万人となる見通し。人口性比(女性100人に対する男性の数)は64歳以下では男性が多いが(15歳未満では105.0、15-64歳では102.6)、65歳以上では76.9となっている。
65歳以上人口の国内総人口に占める割合について、国際的に比較すると(他国のデータは7月1日現在)、最高の日本に次いでイタリア(23.0%)、ポルトガル(22.4%)、フィンランド(22.1%)などの順で高い。世界の65歳以上の人口割合は9.1%。主要国の65歳以上の人口割合については、国連による推計も取り上げている。それによると、韓国の割合は50年に日本を超える。
総務省が取りまとめた資料では、18年時点の65歳以上人口に占める就業者数の割合についても取り上げた。それによると、全体では24.3%で、男性は33.2%、女性は17.4%。15歳以上の就業者総数に占める65歳以上の就業者数の割合は12.9%で、比較可能な1968年以降で最高だった。産業別の65歳以上の就業者数は、「医療、福祉」ではおよそ80万人で、就業者数に占める割合は9.6%。
(厚生政策情報センター)
カテゴリの新着記事

[救急医療] 25年5月12日-5月18日の熱中症による救急搬送は738人
消防庁が20日に公表した5月12日-5月18日の「熱中症による救急搬送人員(速報値)」によると、熱中症による救急搬送人員は738人。前年同時期(603人)と比べ135人増加した。5月1日からの累計は1,153人となった。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、乳幼児(生後28日以上7
-
-
- [介護] 中山間・人口減少地域で社会福祉連携推進法人の活用促進へ 社保審
-
-
-
- [診療報酬] 551薬局の45%で経営悪化、プラス改定を要望 日本保険薬局協会
-
-
-
- [看護] 物価・賃金上昇に対応した診療報酬を要望 日本看護協会
-
-
-
- [感染症] 新型インフルエンザ等対策行動計画を改定 東京都
-