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【連載】人工呼吸器の基礎知識

第5回 人工呼吸管理中の合併症

  • 公開日: 2009/7/23
  • # 注目ピックアップ
  • # 人工呼吸器の合併症

今回は、人工換気中に考慮しなければならない合併症について解説いたします


Q. 人工呼吸管理中の合併症にはどんなものがありますか?

A. 人工呼吸管理中に起こる合併症には、陽圧換気や高濃度酸素の投与によるもの、換気のための気道確保の方法である人工気道(気管チューブ、気管切開チューブ)によるもの、体動制限や臥床によるものなどがあります。 また、換気血流比不均等分布・皮下気種・精神的ストレス・イレウスなど複合的に原因関与する合併症もあります。 今回はこれらの合併症の中から肺障害について説明いたします。

人工呼吸管理中の合併症説明図

Q. 人工呼吸中に肺損傷が発生する要因は何ですか?

A. 人工呼吸中に発生する肺障害である人工呼吸惹起性肺損傷(VILI: ventilator-induced lung injury, VALI: ventilator-associated lung injury)は、肺胞の過伸展あるいは虚脱再開通により惹起されると言われています。 肺内に虚脱肺胞が存在することで換気されやすい肺胞が過伸展するため、再開通した肺胞と虚脱したままの肺胞の境界で擦れ合うことになること(ずり応力)も要因となります。

人工呼吸中に肺損傷が発生する要因

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