1. トップ
  2. 看護記事
  3. ニュース
  4. HealthDay News
  5. SMART療法を処方される喘息患者は少ない

【連載】【HealthDay News】メディカル・ヘルスケア関連のニュースをお届け

SMART療法を処方される喘息患者は少ない

  • 公開日: 2024/6/18

 吸入ステロイド薬(ICS)と長時間作用型β2刺激薬(LABA)の合剤を、喘息の長期管理薬としても発作発現時の治療薬としても用いる治療法をSMART(スマート)療法という。この治療法は、全米喘息教育予防プログラムと喘息グローバルイニシアチブのそれぞれのガイドラインで使用が推奨されている。しかし、新たな研究で、中等度から重度の成人喘息患者のうち、SMART療法が処方されているのはわずか15%程度に過ぎず、呼吸器およびアレルギー専門医の40%以上がこの治療法を採用していないことが明らかになった。米イエール大学医学部の呼吸器・集中治療医であるSandra Zaeh氏らによるこの研究結果は、米国胸部学会(ATS 2024、5月17〜22日、米サンディエゴ)で発表された。

イメージカット

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

がん治療薬がアルツハイマー病の進行抑制に有用?

NEW

 新しいタイプのがん治療薬が、アルツハイマー病などの神経変性疾患の治療にも有用である可能性のあることが、米スタンフォード大学医学部神経学・神経科学教授のKatrin Andreasson氏らによるマウスを用いた研究で示された。詳細は、「Science」に8月23日掲載された。

2024/9/8