1. トップ
  2. 看護記事
  3. ニュース
  4. HealthDay News
  5. 降圧治療後の血圧管理に地域差、医療専門職の偏在が背景か
編集ポリシー▶

【連載】【HealthDay News】メディカル・ヘルスケア関連のニュースをお届け

降圧治療後の血圧管理に地域差、医療専門職の偏在が背景か

  • 公開日: 2025/12/30
  • 提供

HealthDay News編集部

　

　高血圧は脳心血管疾患の最大のリスク因子であり、治療によりそのリスクを低減できる。しかし、今回、全国の健診データを解析した結果、高血圧の降圧治療を受けた患者でも血圧管理の達成割合には都道府県間で地域差があることが分かった。その背景には、医師や薬剤師といった医療専門職の地域偏在が影響している可能性が示唆されたという。研究は東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室の岩部悠太郎氏、佐藤倫広氏、目時弘仁氏らによるもので、詳細は11月18日付で「Hypertension Research」に掲載された。

イメージカット

この記事を読んでいる人におすすめ

拡張型心筋症患者に対する早期心リハの有用性、傾向スコアマッチングを用いた全国規模解析

NEW

　拡張型心筋症（dilated cardiomyopathy：DCM）は、心臓の筋肉が弱まり、心臓が拡張して十分に血液を送り出せなくなる病気で、心不全の主要な原因の一つとされる。このDCM患者に対し、入院早期から心臓リハビリテーション（心リハ）を開始すると、90日死亡率が有意

2025年12月30日

健康診断の新視点、筋肉量指標で高血圧リスクを見える化

　従来のBMIでは筋肉量と脂肪量の違いを反映できないという問題がある。今回、男性の除脂肪体重指数（LBMI）を用い、低LBMIが高血圧リスクの増加と関連するという研究結果が報告された。BMIだけでは捉えられないリスク評価の重要性を提示している。研究は、慶應義塾大学医学部内科学

2025年12月27日

ACS、子宮頸がん検診の選択肢に自己採取HPV検査を支持

　子宮頸がんの定期検診の新たな選択肢に自己採取によるヒトパピローマウイルス（HPV）検査が加わることが、「CA: A Cancer Journal For Clinicians」に12月4日に発表された米国がん協会（ACS）の改訂ガイドラインで示された。専門家らは、膣鏡診なし

2025年12月27日

カテゴリの新着記事

2026年度診療報酬改定の基本方針を公表

NEW

　厚生労働省は12月9日、2026年度診療報酬改定の基本方針を取りまとめ、公表した。物価や賃金の上昇、医療機関などの人手不足への対応などを重点課題に位置付けた。 　2026年度診療報酬改定の基本的視点は、（1）物価や賃金、人手不足等の医療機関等を取りまく

2025/12/30