[医療提供体制] 東京のコロナ新規陽性者の増加比が100%を上回る
- 公開日: 2022/5/14
東京都は12日、新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第87回)の「専門家によるモニタリングコメント・意見」を公表した。新規陽性者数の増加比について「前回の約66%から今回は約107%と、100%を上回った」と説明している。
コメント・意見では、新規陽性者数の増加比が100%を超えることは感染拡大の指標となり、100%を下回ることは新規陽性者数の減少の指標となると説明。10歳代以下の割合は低下したものの、30歳代までの若年層の割合は依然として高い値で推移していることを取り上げ「これまでの感染状況では、若年層に感染が広がり、その後、中高年層に波及しており、引き続き警戒が必要である」としている。
また、重症化リスクの高い65歳以上の新規陽性者数の7日間平均について「未だ高い値で推移しており、今後の動向に注意が必要である」と言及。医療機関での入院患者や高齢者施設などにおける入所者についても、基本的な感染防止対策を徹底・継続する必要性を挙げている。
(厚生政策情報センター)
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