「フィジカルアセスメント全般」の記事一覧
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身体(身長・体重・胸囲・腹囲)計測の目的・方法
▼その他の基礎看護技術はこちら ● 知っておきたい!基礎看護技術の根拠・手順・コツ 看護師が身体計測を行う意義 看護師が身体測定を行ことによって、さまざまな測定値を統合的に見て、発育や健康状態を評価することができます。また、これらの計測がどのような目的
Larsen grade分類、Steinbrockerのstage分類|関節リウマチのX線検査による評価
1.Larsen grade分類、Steinbrockerのstage分類は何を判断するもの? リウマチは関節骨膜に炎症が起こり、その結果、関節を破壊して構造破壊が起こるため、各種画像検査で関節局所の活動性や、破壊の程度を正確に評価する必要があります。ここでは単純X線
血尿(尿の異常)のアセスメント
STEP1 まずは、これを考えよう 血尿には肉眼的血尿と顕微鏡的血尿がある 血尿とは、透明で濁りのないはずの尿に、血液が混ざって混濁している状態です。血液が尿に混ざることがどういう異常を示しているのかを考える前に、そもそも正常な尿とはどういうものなのか、再確
動悸のアセスメント
STEP1 まずは、これを考えよう 主観的な訴えをアセスメントする 患者さんに現れる症状には、患者さん自身にしかわからない主観的なものがあります。動悸もその一つで、患者さんは多くの場合、「胸がドキドキする」や「ときどき胸が(心臓が)ドクンとする」などという表現をしま
胸痛のアセスメント|問診で原因疾患と緊急度を鑑別しよう!
▼急変対応について、まとめて読むならコチラ 急変時の対応 STEP1 まずは、これを考えよう 痛いのはどこなのかを精査しながら、緊急性の高い胸痛を鑑別する 「胸が痛い」という訴えの場合、患者さんが苦痛を感じている「胸」はどこなのでしょうか。胸部の皮膚や筋
チアノーゼのアセスメント|問診の仕方と緊急性の判断
STEP1 まずはこれを考えよう! チアノーゼとはどんな症状をいうのか 健康であれば私たちの唇や爪の色は、ピンクやオレンジがかった赤い色です。チアノーゼとは、こうした唇や指先などが、青っぽい紫色に見える状態です。その原因は、血液中の酸素不足です。 動脈血の
悪心・嘔吐のアセスメント
STEP1 まずは、これを考えよう! ■嘔吐中枢からの命令で起こる悪心・嘔吐 「吐きそう」「むかむかする」「気持ちが悪い」。このような言葉で表現されることが多いのが「悪心」で、「吐き気」ともいいます。 これに対して、実際に吐き出してしまうのが「嘔吐」。胃、および
【痛みの評価スケール】VAS、NRS、フェイススケール
【関連記事】 ● 術後痛の種類や機序とは▼その他のスケール・指標はこちら● 臨床現場でよく使うスケール・指標の記事一覧 痛みの評価スケールとは 患者さんが抱えている痛みにたいして、どのようにケアをしていくかを決めるためには、患者さんの痛みの評価、アセスメント
第24回 看護師が知っておきたいアセスメントのコツ
今回は、アセスメントするときに念頭においておきたいことを解説していきます。 ゴールがどこなのかを認識しよう アセスメントは入り口もゴールもバラバラで、ものすごく幅があります。求められる程度は、在宅か病棟かなど看護の現場によっても違います。 疾患名に結びついた
第18回 【番外編】アセスメントに迷ったとき、誰に相談する?
今回は、アセスメントに迷ったときに誰に相談するのかを聞いた結果を紹介します。みなさんが困ったときにどうしているのか、参考にしてください。 ナース専科コミュニティの会員に、アセスメントに迷ったとき、どうするかを聞きました。回答者数は306人。 あなたはア
アセスメントがうまくいく3つのPoint(情報収集など)
みなさんが日々行っている看護はどれも、アセスメントに基づいて実践されています。けれども、「フィジカル・アセスメントに自信がある?」と聞かれて、Yesと即答できるナースは少ないようです。「できているつもりだけど、迷いもある」という人の場合は、「情報収集」から「判断」までの基