「HealthDay News」の記事一覧
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静脈を動脈の代用として下肢切断を回避
米ペンシルベニア州ハーミテージ市のCynthia Elfordさん(63歳)は、1型糖尿病が原因で左脚を失った。日焼けした足の親指がその後黒っぽく変色し、切断を余儀なくされたのだ。そして彼女は、右脚も同じ状態になりつつあると言われていた。 手足に血液

進行子宮体がんでの新規併用療法で生存期間が延長
進行子宮体がん(子宮内膜がん)の女性患者に対しては、標準的な抗がん剤に免疫チェックポイント阻害薬を併用する方が、標準的な抗がん剤による治療のみを行うよりも、がんの進行や死亡が生じることなく患者が生存している期間を延長することが、2件のランダム化比較試験で明らかにされた。これ

コーヒーの摂取は心拍数に影響を及ぼさない
コーヒー愛好家にとって心強い研究結果が報告された。コーヒーの摂取により、不整脈の一種である心房性期外収縮(premature atrial contraction;PAC)が増えることはない可能性が示されたのだ。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の教授で循環

米国で危険な薬剤耐性真菌感染症が増加
ある真菌の感染が米国全土に広がりつつあるとして、米疾病対策センター(CDC)の研究グループが警鐘を鳴らしている。Candida auris(カンジダ・アウリス)と呼ばれるこの真菌はカンジダ属の新興菌種であり、感染すると生命が脅かされる可能性があるという。研究グループは、20

多くの前立腺がんは「監視療法」で十分?
前立腺がんの治療を行わずに経過を観察する「監視療法(active monitoring)」を受けた患者の長期的な生存率は、放射線療法や手術を受けた患者と同程度であることが、英国の大規模臨床試験で示された。英ブリストル大学社会医学部教授のJenny Donovan氏らによるこ

社会的な役割の喪失が心不全患者の予後悪化に独立して関連
社会的フレイルの状態にある心不全患者は死亡や心血管イベントのリスクが高く、特に、自分が周囲の人に必要とされていないと感じている場合は、よりリスクが高くなることを示すデータが報告された。札幌医科大学附属病院リハビリテーション部の片野唆敏氏、同院看護部の渡辺絢子氏らの研究による

若いほど心筋梗塞後の心肺停止リスクが高い――J-PCI Registryのデータ解析
若年の急性心筋梗塞(AMI)患者は心肺停止(CPA)に至るリスクが高いことや、病院到着時にCPAだった若年AMI患者は院内死亡のオッズ比が14倍以上に上ることなどが明らかになった。愛知医科大学循環器内科の安藤博彦氏らが、日本心血管インターベンション治療学会の「J-PCI R

男性、ピロリ菌感染などの胆石リスク因子が明らかに――静岡県内60万人超の縦断的解析
日本人を対象とする大規模な縦断的研究から、胆石のリスク因子が報告された。ピロリ菌感染などの従来あまり知られていなかった因子が、胆石発症に関連していることや、女性よりも男性の方がハイリスクであることなどが明らかになったという。静岡社会健康医学大学院大学の東園和哉氏、中谷英仁氏

女性や北国の人はビタミンDの摂取量が多いほど死亡リスクが低い
ビタミンDの摂取量が多い女性は死亡リスクが低いことが、日本人を対象とする研究から明らかになった。福岡女子大学国際文理学部食・健康学科の南里明子氏らが、国立がん研究センターなどによる多目的コホート研究(JPHC研究)のデータを解析した結果であり、詳細は「European Jo

新しいスクリーニング検査で未診断のCOPDを検出
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断に役立つ新たなツールが間もなく利用できるようになるかもしれない。CAPTUREと呼ばれる質問票により、中等症から重症のCOPDを有するが未診断だった試験参加者のほぼ半数を特定できたとする研究結果が、「Journal of American

ビタミンDで2型糖尿病のリスクがわずかに低下
ビタミンDを積極的に摂取することによって、2型糖尿病の発症リスクがわずかに低下する可能性を示唆する研究結果が報告された。ただし、専門家は、ビタミンD摂取が健康的な食事や運動習慣に取って代わるものではないとしている。米タフツ医療センターのAnastassios Pittas氏