「公開カンファレンス」の記事一覧
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第30回 たんぱく質と塩分制限をされている患者さん
[macoさん から提供された事例] 2型糖尿病で肝硬変(腹水あり)が既往にある患者さん。さらに糖尿病性腎症3期があり、医師からの指示ではたんぱく質1.0g/kg・塩分7gと制限されていました。理解力はあったため、良質たんぱく質の具体例・塩分制限・食後の安静などを指
CASE05 難治性の褥瘡の治療法について模索する
困難事例5「順調に縮小傾向にあった褥瘡が一瞬で悪化してしまった」ケース イレウスで寝たきりの80歳男性。 半年前まではプリンやヨーグルトを1日半分程度は食べていたが、それさえ飲み込めなくなり、現在は完全に水分のみ摂取。 栄養は高カロリー輸液で補っている状態である
CASE04 理解力に合わせたアプローチの工夫を
困難事例4「理解力が低く血糖コントロールが難しい」ケース 70歳男性、Aさんは20年前から糖尿病を指摘されていたが放置していた。 昨年10月、糖尿病が悪化し血糖管理を目的として3か月程度、入院している。 退院時のカンファレンスでは、「病識がなく内服管理も難しいと
第29回 さまざまな既往歴のある患者さん
事例 [ご老体さんから提供された事例] 70歳代、女性。認知症の患者さんで、既往歴は、慢性心不全の急性増悪、高血圧性心疾患、僧帽弁閉鎖不全症、狭心症、拘束性換気障害、糖尿病。腰痛圧迫骨折にて入院となり、精査後、転棟し退院先の調整を行っていました。腰痛で動けないと言いな
CASE02 やり場のない痛みのコントロールと向き合う
困難事例2「“誰もから見放されてしまった”という、やり場のない痛み」があるケース 64歳女性。59歳のとき、自動車事故で頸髄(C3.4)を損傷し緊急入院。 車椅子生活になると同時に嚥下機能も不完全となり、退院後も誤嚥を繰り返していた。 長年の車椅子生活と誤嚥性肺
CASE01 口の中のネバネバの影には意外な原因が・・・
「訪問看護に興味はあるけれど、1人で訪問するから不安、自分にはとっさの判断能力がないから無理」などと身構えてしまう看護師は多いのではないだろうか。 訪問看護は確かに現場では1人だが、実は同じステーションのスタッフや多職種と連携しているからこそ提供できる仕事でもある。
第28回 熱が下がらない患者さんにどんなケアをする?
今回の事例 熱が下がらない患者さん [すがっちさん より提供された事例] 50代男性。昼間は畑仕事をしていましたが、夕方から発熱し熱が下がらないため受診。状況から全身観察したところ腕に何かに噛まれたような跡がうっすらあることから『ツツガムシ病』の診断で入院しまし
第27回 胃内に血液混じりの残留物があった患者さん
今月の事例 [Kさん から提供された事例] 小児病棟に入院中の重症心身障害児。肺炎により入院となり、絶飲食で末梢点滴から輸液を行っていました。入院時38度台だった熱が36度台まで下がり、SpO2 90%後半、血圧は80台となり、医師の指示により経管栄養が開
第26回 うまく痰を喀出できない患者さん
今月の事例 うまく痰を喀出できない患者さん [かーこさんから提供された事例] 肺炎で入院してきた70歳代の男性患者さん。痰が絡まっているような音がし、咽頭までは上がってきていますが、口から喀出できない状態だったため、吸引を行い痰を排出していました。 ベッド上臥床で
第25回 腹痛で入院してきた患者さん
事例 [いもさんより提供された事例] 腹痛で入院してきた患者さん。急激な血圧低下や上昇はなく、下痢が続いていたため医師の診断は腸炎でした。 患者さんは、うつむき加減で顔をしかめ、座位で腹部全体をさすっていて、夜も眠れていないようでした。ペンタゾシンを使用
第24回 看護師が知っておきたいアセスメントのコツ
今回は、アセスメントするときに念頭においておきたいことを解説していきます。 ゴールがどこなのかを認識しよう アセスメントは入り口もゴールもバラバラで、ものすごく幅があります。求められる程度は、在宅か病棟かなど看護の現場によっても違います。 疾患名に結びついた
第23回 在宅療養で補助として人工呼吸器を装着している患者さん
事例 [松子さんより提供された事例] 誤嚥により意識不明、心肺停止状態になり緊急搬送され、呼吸確保のため気管切開をし人工呼吸器を装着した患者さん。自発呼吸が出始めたため、人工呼吸器はあくまで補助として使用し、在宅療養となりました。そのような状態の患者さん
第22回 心窩部痛を訴える患者さん(その2)
今回の事例 [りーさん より提供された事例] 冠動脈バイパス術後のリハビリ期の患者さん。術後創痛があり、ロキソニンを頓用内服していました。ある日、「お腹が痛い、痛み止めがほしい」との訴えがありました。 →この患者さんに起こっていることは?
第21回 心窩部痛を訴える患者さん(その1)
今回の事例 [りーさん より提供された事例] 冠動脈バイパス術後のリハビリ期の患者さん。術後創痛があり、ロキソニンを頓用内服していました。ある日、「お腹が痛い、痛み止めがほしい」との訴えがありました。 →この患者さんに起こっていることは?
第20回 浮腫があるが水分制限がされていない患者さんへの指導
今回の事例 [macoさん から提供された事例] 左前交通動脈のクリッピング術後で、右不完全麻痺がある患者さん。術後は「水分をこまめに多めに摂取して」と医師より説明され、それを守っていました。数年後、糖尿病と心不全を発症し、下肢に浮腫が出現し始めました。