1. トップ
  2. 看護記事
  3. 看護クイズ・読み物
  4. 公開カンファレンス
  5. CASE04 理解力に合わせたアプローチの工夫を

【連載】訪看ステーション「よつば」の公開カンファレンス

CASE04 理解力に合わせたアプローチの工夫を

  • 公開日: 2016/9/29
  • 更新日: 2020/10/22
  • 執筆

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任看護師、臨床検査技師麻布大学臨床検査技師コース卒業後、東邦大学医療短期大学看護科へ入学。卒後、東邦大学医療センター大森病院でNICUに4年従事する。その後、横浜旭中央総合病院で外来にて抗がん剤治療などを担当。2012年より訪問看護に従事、2016年より現職。「ナースプレス」にて、「泣いて笑って訪問看護」を2015年6月から2016年3月まで連載(https://nursepress.jp/219246)月刊「ナース専科」(エス・エム・エス)にて、2015年11月号から「川上加奈子の訪問看護diary」を3回連載。「エキスパートナース」(照林社)にて、2015年1月号から「現場発エッセイ 訪問で開く看護のトビラ」を3回連載。月刊ナーシング(学研メディカル秀潤社)にて、2018年5月から1年間「あしたからできる地域連携」を連載。2020年1月には慶応義塾大学研修会「在宅で浮腫みのケアを広げよう。基礎から実践まで」にシンポジストとして登壇予定。SNSでは「キュアとケアがわかる!在宅医療、介護メディアcucare」で2018年1月から10月まで連載。ほか、趣味としてInstagramで訪問看護や愛猫の漫画も掲載中(grace06290629で検索)専門分野は、在宅看護、地域連携、地域医療

困難事例4「理解力が低く血糖コントロールが難しい」ケース

70歳男性、Aさんは20年前から糖尿病を指摘されていたが放置していた。
昨年10月、糖尿病が悪化し血糖管理を目的として3か月程度、入院している。
退院時のカンファレンスでは、「病識がなく内服管理も難しいと思われる。インスリンや血糖測定の手技は入院中の指導でも困難だったため期待はしていない。安否確認ができればそれでよい」という、病院としても指導の限界を感じていることを表したようなサマリーつきの退院だった。
Aさんは、長い文章は内容を理解できず、少し複雑な会話でも混乱してしまう状態。
またAさんは、統合失調症の診断は出ていないものの、常に人に見張られているという被害妄想があり、近所や病院でもトラブルが多くあった様子。
妻は他界しており独居。子供は遠方に住んでいては困難な状況である。

カンファレンスの視点

糖尿病が悪化し、血糖コントロールを目的として入院したが、病職がないために内服やインスリン管理が難しく、病院からも限界を感じているようなサマリーがきたケースである。
こういうケースに訪問看護が入ったとき、どのようにかかわればよいかをスタッフ全員でカンファレンスすることになった。

>> 続きを読む