「フィジカルアセスメントの考え方」の記事一覧
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第31回 多系統萎縮症の70歳代の男性患者さん
今回は、あまり頻繁に遭遇しない疾患の場合、どういうことに気をつけるとよいのかを考えていきます。 今月の事例 [ぱくぱくさん から提供された事例] 多系統萎縮症の70歳代の男性患者さん。病院(療養型)に入院しており、ADL低下があり、介助が必要な状況です。

第30回 たんぱく質と塩分制限をされている患者さん
[macoさん から提供された事例] 2型糖尿病で肝硬変(腹水あり)が既往にある患者さん。さらに糖尿病性腎症3期があり、医師からの指示ではたんぱく質1.0g/kg・塩分7gと制限されていました。理解力はあったため、良質たんぱく質の具体例・塩分制限・食後の安静などを指

第28回 熱が下がらない患者さんにどんなケアをする?
今回の事例 熱が下がらない患者さん [すがっちさん より提供された事例] 50代男性。昼間は畑仕事をしていましたが、夕方から発熱し熱が下がらないため受診。状況から全身観察したところ腕に何かに噛まれたような跡がうっすらあることから『ツツガムシ病』の診断で入院しまし

第27回 胃内に血液混じりの残留物があった患者さん
今月の事例 [Kさん から提供された事例] 小児病棟に入院中の重症心身障害児。肺炎により入院となり、絶飲食で末梢点滴から輸液を行っていました。入院時38度台だった熱が36度台まで下がり、SpO2 90%後半、血圧は80台となり、医師の指示により経管栄養が開

第26回 うまく痰を喀出できない患者さん
今月の事例 うまく痰を喀出できない患者さん [かーこさんから提供された事例] 肺炎で入院してきた70歳代の男性患者さん。痰が絡まっているような音がし、咽頭までは上がってきていますが、口から喀出できない状態だったため、吸引を行い痰を排出していました。 ベッド上臥床で

第25回 腹痛で入院してきた患者さん
事例 [いもさんより提供された事例] 腹痛で入院してきた患者さん。急激な血圧低下や上昇はなく、下痢が続いていたため医師の診断は腸炎でした。 患者さんは、うつむき加減で顔をしかめ、座位で腹部全体をさすっていて、夜も眠れていないようでした。ペンタゾシンを使用

第24回 看護師が知っておきたいアセスメントのコツ
今回は、アセスメントするときに念頭においておきたいことを解説していきます。 ゴールがどこなのかを認識しよう アセスメントは入り口もゴールもバラバラで、ものすごく幅があります。求められる程度は、在宅か病棟かなど看護の現場によっても違います。 疾患名に結びついた

【看護師のマナー】第40回 アセスメントの重要性を認識しましょう
新人ナースのための社会人マナーブック。今回のお話は「アセスメントの重要性を認識しましょう」です。 正確な情報を取るために 看護において、アセスメント(情報収集・観察)は、とても重要な業務です。これは奥が深いものですから、毎日が勉強の連続でしょう。

第23回 在宅療養で補助として人工呼吸器を装着している患者さん
事例 [松子さんより提供された事例] 誤嚥により意識不明、心肺停止状態になり緊急搬送され、呼吸確保のため気管切開をし人工呼吸器を装着した患者さん。自発呼吸が出始めたため、人工呼吸器はあくまで補助として使用し、在宅療養となりました。そのような状態の患者さん

第22回 心窩部痛を訴える患者さん(その2)
今回の事例 [りーさん より提供された事例] 冠動脈バイパス術後のリハビリ期の患者さん。術後創痛があり、ロキソニンを頓用内服していました。ある日、「お腹が痛い、痛み止めがほしい」との訴えがありました。 →この患者さんに起こっていることは?

第21回 心窩部痛を訴える患者さん(その1)
今回の事例 [りーさん より提供された事例] 冠動脈バイパス術後のリハビリ期の患者さん。術後創痛があり、ロキソニンを頓用内服していました。ある日、「お腹が痛い、痛み止めがほしい」との訴えがありました。 →この患者さんに起こっていることは?

第20回 浮腫があるが水分制限がされていない患者さんへの指導
今回の事例 [macoさん から提供された事例] 左前交通動脈のクリッピング術後で、右不完全麻痺がある患者さん。術後は「水分をこまめに多めに摂取して」と医師より説明され、それを守っていました。数年後、糖尿病と心不全を発症し、下肢に浮腫が出現し始めました。

第19回 眠っているのか、意識レベルが低下しているのか判断がつかない患者さん
今回の事例 [もうさん から提供された事例] 80歳代前半で、既往に高血圧、脳血管疾患や心疾患のない男性患者さん。ある日、ラウンドしているとき気になったため、名前を呼んで声をかけても反応がありません。さらに身体をゆすってみても反応はありませんでした。バイ

第18回 【番外編】アセスメントに迷ったとき、誰に相談する?
今回は、アセスメントに迷ったときに誰に相談するのかを聞いた結果を紹介します。みなさんが困ったときにどうしているのか、参考にしてください。 ナース専科コミュニティの会員に、アセスメントに迷ったとき、どうするかを聞きました。回答者数は306人。 あなたはア

第17回 脊髄損傷3週間後に急な呼吸苦を訴えた患者さん
今回の事例 [T.Oさん から提供された事例] 脊髄損傷の患者さんが受傷後3週間ごろに、急な呼吸苦の訴えがありました。そのときのSpO2は80台後半となっていました。元々医師より「SpO2は95%をキープ、酸素は3Lまで」という指示が出ていました。