記事一覧
15件/3953件

第5回 肺炎は見極めが大事!
日本呼吸器学会の成人市中肺炎診断ガイドラインでは、まず非定形肺炎と細菌性肺炎に鑑別してから、治療にあたる方法を採っています。 ここでは、市中肺炎で第一の標的となる細菌性肺炎を中心に、鑑別による治療薬の選択も含めて、そのケアのポイントをピックアップしていきます。

第28回 体温調節ー熱産生のメカニズム
ヒトの深部体温は37℃程度で、多少の変動はあるにせよ、極めて狭い範囲に保たれています。さまざまな状況の変化に乱されることなく体温が一定しているのは、生体が常に熱のバランスを取ってくれているからです。 今回は熱産生・熱放散のメカニズムを振り返ることにより、調節機構が合

腹腔ドレーンのアセスメントのポイント【排液の量・色・合併症/刺入部】
【関連記事】 *腹腔ドレーンの目的、種類、挿入部位 *腹腔穿刺・胸腔穿刺とは?|ナースのための消化器ケアに役立つ基礎知識 *腹部膨満のアセスメント *消化器ドレーンのミルキング ポイント1 表情、顔色、口調を確認 こんなときは正常

脳室ドレナージ 排液の色・拍動・量の見方
▼ドレーン(ドレナージ)について、まとめて読むならコチラ ドレーンとは|ドレーンの種類と管理 ポイント1 排液の色をみる こんなときは正常! 赤い血性 → 淡血性 → 淡黄色 → 無色・透明と変化する 脳室ドレナージは、脳内出

これだけ覚える! 術後ドレーン管理(排液)のアセスメント
【関連記事】 ● 腹腔ドレーンのアセスメントのポイント【排液の量・色・合併症/刺入部】 ● 脳室ドレナージ 排液の色・拍動・量の見方 ● いくつ知ってる? 胸腔ドレーンの4つの観察項目 ▼ドレーン(ドレナージ)について、まとめて読むならコチラ ドレ

腹腔ドレーンの目的と留置部位・排出メカニズム
主に腹腔内にある臓器の切除後に、死腔となって、液が貯留しやすい部位に留置されます。ドレーンは、患者さんの腹腔内がどうなっているのかという情報を得るためだけでなく、治療や貯留されているものを排液するためなどでも留置されています。そこで日々のアセスメントや観察が重要になってき

脳室・脳槽・硬膜外ドレーン、脊髄ドレーン(スパイナルドレーン)の留置部位と排出メカニズム
▼ドレーン(ドレナージ)について、まとめて読むならコチラ ドレーンとは|ドレーンの種類と管理 ドレナージの目的と留置部位 脳腫瘍・脳出血・クモ膜下出血術後の髄液を排出 →脳室 急性水頭症の髄液を排出 →脳室 開頭術後の血液を排出

胸腔ドレーンの目的と挿入部位・排出メカニズム
胸腔ドレナージとほかの部位のドレナージの根本的な違いは、胸腔内の陰圧を維持する必要があることです。胸腔ドレーンを大気に解放すると、胸腔内の陰圧が保たれなくなり、肺の虚脱を引き起こします。 また、感染を起こさないためにも、ドレーン回路は閉鎖するのが原則です。回路の構造を理

心電図で使う略語・用語を知っておこう
最終回は、心電図を読んだり、勉強したりする際に役立つ略語と用語を紹介します。 どのようなものがあるのか知っておきましょう。 心電図の略語の意味を理解しよう 心電図で使う略語には規則性があります。主に、異常な電気刺激が、(1)どこで、(2)どのように発生したのか

第16回【空気・飛沫・接触編】空気感染する疾患、そして予防策は?
感染経路には、空気、飛沫、接触といった種類がありますが、これらの違いを知っておくことが、正しい予防策の第一歩となります。今回は、空気感染で感染する疾患、予防策について学んでいきましょう。 Q. 空気感染する疾患はどれですか? 3つ選択してください。 (

心電図でみる心房期外収縮(APC)の特徴とは?
心電図で見る特徴 洞調律よりも早くにP波が出現し、形がほかと異なる(異所性P波) 心房期外収縮(APC)についてまとめました どんな不整脈? 本来の洞結節からの電気的興奮より早く、心房内および房室接合部付近に起こる異常興奮です。加齢とともに

【定期購読プレゼント企画】フォーリーカテーテル適正使用編⑨
日々業務で取り扱ったり目にしたりする薬や医療機器についてのクイズです。 今回のテーマは現場での使用頻度も高い「フォーリーカテーテル」です。 問題 問9 細菌尿の発生は尿道カテーテルの留置期間と密接に関連があるとされています。留置何日後に、大多

第13回【尿道留置カテーテル関連編】一番効果のある感染防止策は?
尿道カテーテルの留置は尿路感染の原因となることから、その予防策は重要です。しかし、効果のある感染防止策がわからず、じつは、根拠のない対策をしているということも……。感染リスクについて理解し、適切なケアを行いましょう。 Q. 尿道留置カテーテル関連感染防止に最

第2回 エンゼルケアの基本②死後のおもな身体の変化
患者さんがご臨終を迎え、本人の人格やその尊厳を失わないよう、ご遺体がケアする人の手を離れるまでケアを行なう「エンゼルケア(逝去時ケア)」。本連載ではそのエンゼルケアの実践法を解説します。 【関連記事】 * 第6回 エンゼルメイクの目的②腐敗とその対処 *

第22回 心窩部痛を訴える患者さん(その2)
今回の事例 [りーさん より提供された事例] 冠動脈バイパス術後のリハビリ期の患者さん。術後創痛があり、ロキソニンを頓用内服していました。ある日、「お腹が痛い、痛み止めがほしい」との訴えがありました。 →この患者さんに起こっていることは?