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【連載】検査早わかりファイル

気管支鏡検査の目的と看護のポイント

  • 公開日: 2016/7/21
  • 更新日: 2020/3/30

気管支鏡検査とは

呼吸器領域で、診断、治療の重要な手段となる内視鏡検査が気管支鏡検査です。気管支鏡検査では、肺炎や結核などの感染性疾患における病原体同定、肺内の腫瘤性病変に関する病理組織学的な検索などの診断技術や、さらには肺全体に広がるびまん性肺疾患でのBAL(気管支肺胞洗浄)などの技術は常に向上し続けています。

一方、喀痰や入れ歯など気管内の異物除去にも活躍し、喀血での止血操作や、気管内腔の隆起性病変に対するレーザー・ステント治療も実施可能です。近年では、超音波端子を備えた超音波内視鏡をはじめとし、さまざまな新規診断・治療方法が開発されつつあります。今回は、この気管支鏡検査、最近では通常は気管支ファイバースコープを用いて実施される検査について解説していきます。


どんな検査?

検査を行う目的

気管支鏡検査の実施目的として最も多いのは診断です。気管支鏡を用いて直接、病変部の喀痰や細胞を採取することで、肺に出現した病変の原因が何であるかを細菌学的検査や細胞・組織診断で突き止めます。一方、前述したように貯留した喀痰や異物(入れ歯など)の除去などに活躍するだけでなく、喀血などでは気管内に直接止血剤を散布する止血操作も可能です。

適応
観察
生検、組織、培養検体採取
異物・喀痰除去
喀血の原因検索、止血
気管内挿管のガイド
気管内ステント留置
禁忌
重度の心疾患
呼吸不全
経鼻酸素投与の範囲で$rm{SpO}_{2}$ 95%未満
コントロール不良の喘息患者
出血傾向(抗血小板・抗凝固療法中)
その他:高血圧、大動脈瘤、高齢者

どこを見るか?

患者さん、さらに医療スタッフのなかで誤解が多いのが気管支鏡検査による可視範囲でしょう。気管支鏡検査で視認可能なのは、ごく中枢側の太い気管のみです。そのため気管内のがんや喀痰、異物などへの処置を除き、直視下で操作が行われることはありません。肺の異常陰影、腫瘤病変などは、通常X線透視下で確認されます。

どんな器具を使う?

1 内視鏡

近年、多くの施設では、画像を電子変換してモニターに映し出す電子スコープが用いられています。

内視鏡

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