高橋暖子
記事数:7
順天堂東京江東高齢者医療センター 外科病棟
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Q. 高齢者で脱水の患者さんの血管確保がなかなかできませんでした。コツがあれば教えてください。 A. 腕を心臓より下げる、臥位で行うなど体勢を工夫します。 血管が怒張しやすくなるように体勢などを整える 脱水時は、血管のボリュームが低下するため、血管が細くなり目
Q. 高齢の拘縮が強い患者さんの血管が探しにくいです。ようやく血管を見つけたとしてもすぐに漏れてしまったり、ルート固定のテープでスキン-テアを起こしたりしてしまいます。血管探しや固定の仕方のコツがあれば教えてください。 A. 拘縮があっても基本的な穿刺部の選択方法は変わ
Q. 高齢者で痩せている方、筋肉が落ちている方への筋肉注射はどこにすればよいのでしょうか。 A. 臀部(中殿筋)への注射を検討します。どうしても難しい場合は、筋肉注射以外の薬剤に変更できないか検討します。 どうしても難しい場合は筋肉注射以外の投与方法を検討 筋
Q. 痩せていて、皮膚をつまんで皮下注射を行おうとしてもつまんだ皮膚が薄くて危険に感じます。このようなとき、どうすればよいでしょうか。 A. 痩せている人でも大腿部の内側であれば比較的脂肪が残っていることがあります。 腹部以外であれば、大腿部内側も確認してみる 皮
Q. 皮膚が脆弱で、駆血帯も巻けない高齢者への採血や静脈注射はどのようにすればよいでしょうか。 A. どうしても駆血帯が巻けない場合は、手で圧迫するとよいでしょう。この場合、看護師の片手がふさがります。安全に実施するためには、2人で実施しましょう。 皮膚を直接圧迫しな
Q. 高齢者の患者さんで血管に針を刺したら、血液が漏れて腫れて皮下出血してしまいました。こういうときはどのように対処すればよいでしょうか。 A. 直ちに針を抜き、圧迫止血を行います。患者さんに自然に治癒することを伝えます。 止血後、内出血が起きている部位は保護する
Q. 高齢者で、血管は浮き出ているが、刺すときに血管が逃げてしまい、逆血せず失敗してしまうことがあります。コツがあれば教えてください。 A. 穿刺部位を縦・横方向に伸展させると穿刺しやすくなります。 高齢者では、加齢により血管壁の弾力性が失われ、血管が硬くなりま