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【連載】今度こそ「できる!」血糖コントロール

第10回 こんなときどうする? 経口薬を飲み忘れ・飲み間違えてしまった!

  • 公開日: 2015/9/9

経口薬療法は、「飲まされている」という意識ではなかなかうまくいきません。まずは、患者さん自身に「自主的に飲んでいる」「自らが治療に参加している」という意識を持ってもらうことが重要です。
そのためには、経口薬療法や薬剤に関する知識を正しく理解してもらうことが第一歩になります。


▼糖尿病、血糖コントロールの記事をまとめて読むならコチラ
【糖尿病】血糖コントロールの指標と方法


ケース6 経口薬を飲み忘れ・飲み間違えてしまった!

経口薬を飲み忘れ・飲み間違えてしまったらこうする!

 万一飲み忘れてしまったときのために、患者さんが自ら行う対処方法を指導しておくことは大切です。

 食後に服用するビグアナイド薬は、基本的に、食後に限らず服用してもかまいません。食直前に服用して食直後に効果が出現する、あるいは食事と混在して効果を発揮する、速効型インスリン分泌促進薬やα-グルコシダーゼ阻害薬は、食中・食直後までの間であれば飲み忘れに気が付いた時点で服用しても大丈夫です。

 しかし、食後時間を経過してから服用すると、低血糖症状を起こす可能性があるので、そのときは服用しないこと、次回服用時に2回分飲まないことなどを伝えます。薬剤によっては、決められた時間以外に服用したときの弊害があることを、きちんと理解してもらうことが重要です。

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