1. トップ
  2. 看護記事
  3. 看護教育・制度
  4. 看護研究
  5. Step10【看護研究】倫理的配慮のポイント

【連載】初歩からわかる看護研究

Step10【看護研究】倫理的配慮のポイント

  • 公開日: 2012/3/8

前回では、研究計画書における倫理的配慮ついて解説しました。今回からは看護研究における倫理的配慮について、もっと詳しく解説していきます。


【看護研究まとめ記事】
* 看護研究とは?テーマ選びと書き方まとめ(計画書、文献など)

意義や必要性がない研究は倫理に反する

倫理については看護における課題として、長年注目されてきました。看護研究においても、近年特に厳しく患者さんの権利や尊厳を守るということが、重視されています。

私たち看護職はいつでも患者さんの立場に立ち、患者さんを守ることを当然のこととしています。研究においても、患者さんに苦痛を与えたり、権利を侵害したりする気持ちは全くありません。

しかし、気がつかないうちに対象者に、何かしらの不利益を与えてしまうということは、残念ながら起こりうることです。ですから研究を行う上でも、細心の注意を払っていかなければなりません。

看護研究を行う場合には、研究の準備を始める段階から論文を発表するまで、あるいはその後それを実践に活かすまで、全てのプロセスにおいて、倫理的配慮を徹底する必要があります。

それでは、具体的にどんなことに注意していけばよいのか、説明していきましょう。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

【公益財団法人 木村看護教育振興財団】2024年度 看護研究助成募集のお知らせ

助成の趣旨 本財団は、わが国における看護教育及び看護実践の充実・向上を図るために必要な助成を行うことにより、看護職の育成に寄与することを目的としております。 とりわけ現場に携わる看護職への「ご恩返し」という設立の趣旨を尊重して、臨床看護師への支援を中心に教育助成の機会を提

2023/11/15