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【連載】フィジカルアセスメントのワザを極める

呼吸音を正しく聴取するための4つのポイント

  • 公開日: 2015/2/20
  • 更新日: 2020/10/22

呼吸音の聴診は、患者さんへの侵襲が少なく豊富な情報が得られる重要なフィジカルアセスメントです。

今回は「正常な呼吸音の特徴」と「呼吸音を正しく聴取するための4つのポイント」について解説します。


正常な呼吸音とその特徴

呼吸音は以下3つに分けられ、それぞれ図1の範囲で聴取できます。

  1. 気管支音
  2. 気管支肺胞音
  3. 肺胞音

呼吸音の聴取位置

図1 呼吸音の聴取位置

1 正常な気管支音の特徴

正常な気管支音の特徴

正常な呼吸音の特徴:気管支音
声門部を流れるときに、空気が渦状になって生じる音で、高く強い音が聴こえます。

2 正常な気管支肺胞音の特徴

正常な気管支肺胞音の特徴

正常な呼吸音の特徴:気管支肺胞音
気管支音と肺胞音の中間の音です。高さ・強さともに中等度の音が聴こえます。

3 正常な肺胞音の特徴

正常な肺胞音の特徴

正常な呼吸音の特徴:肺胞音
風は木の葉を吹き抜けていくような「サーッ」という音で、低く弱い音が聴こえます。

呼吸音を正しく聴取するための4つのポイント

  1. 患者さんに深呼吸をしてもらう
  2. 聴診器を肋間にあてる(骨の上では音が伝わりにくいため)
  3. 左右対称に、上から下に聴取する(図2)
  4. 一部位一呼吸、聴取する

聴診の流れ

図2 聴診の流れ

『ナース専科マガジン2013年6月号』より改変利用