睡眠障害がある患者さんに関する看護計画
- 公開日: 2024/11/30
睡眠時無呼吸症候群で不眠がある患者さんに関する看護計画
睡眠障害は、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4つに分類でき、日中の覚醒時に身体的・精神的・社会的に支障が生じている状態のことをいいます。さまざまな要因で睡眠障害は生じます。今回は睡眠時無呼吸症候群で夜間に呼吸が弱まったり、停止することで不眠が生じている患者さんに関する看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 日中の様子を把握する。睡眠時無呼吸症候群の治療の状況やCPAPを適切に使用できているかを確認する。睡眠時の環境についても把握する。
援助計画 T-P 睡眠に関する環境を整え、睡眠時無呼吸症候群への対処としてCPAPが必要となれば、導入できるよう支援する。
教育計画 E-P 睡眠に関する知識、生活のリズムを整えることの必要性を伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
睡眠時無呼吸症候群で不眠がある
看護目標
不眠による随伴症状が軽減する
観察計画 O-P
日中の眠気、倦怠感などの有無、程度
睡眠障害の随伴症状の有無、程度
日中の活動状況
日々の就寝、起床時間の確認
夜間の中途覚醒や早朝覚醒の状況
睡眠時の環境(室温、湿度、騒音、寝具など)
食事摂取状況
夜間の排泄状況
検査(質問紙検査、睡眠ポリグラフ検査)の実施状況
CPAPの使用の有無、状況
援助計画 T-P
睡眠に関する環境を整える
必要に応じて寝衣や寝具の調整を検討する
不安や緊張、不満などがあれば傾聴する
医師の指示に基づくCPAPの使用
教育計画 E-P
覚醒時に行う作業はできる限り就寝前に行わないように説明する
生活リズムを整える必要性について説明する