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【連載】検査値Q/A

肝硬変の進行度・重症度はどの数値でわかる?

  • 公開日: 2016/2/5
  • 更新日: 2020/3/26

症状の鑑別に必要な検査値について、よくあるギモンに答えます。


Q 肝硬変の進行度はどの数値でわかる?

A 肝臓の合成能を中心に血小板数などをチェック

肝硬変は、さまざまな慢性肝疾患の終末像です。肝細胞の壊死と炎症・再生を繰り返し、肝臓が高度に線維化することで、小葉構造と血管系の破壊と再生結節の形成が進み、不可逆的な変化をきたす疾患です。

また、その名のとおり、肝臓が硬くなっているため、血液がスムーズに流入できずに門脈圧が亢進し、食道静脈瘤や直腸静脈瘤を引き起こします。

肝硬変の重症度や予後を知るには、以下の指標をチェックします。

  1. Alb
  2. ChE
  3. PT
  4. ヘパプラスチン
  5. T-Choの低下
  6. 血漿遊離アミノ酸異常
  7. γ-GTの上昇
  8. ICG(インドシアニングリーン)試験の上昇
  9. Pltの減少

中でもPltは、肝硬変の進行度をみるのに最も役立つマーカーです。

Pltは、肝疾患の進展とともに段階的に減少し、12万/μl以下になると肝硬変に進展するおそれが高くなります。診断の確定には、Plt10万/μ.以下、AST>ALTの変動が参考になります。

また、肝硬変の重症度判定には、Child-Pugh分類が用いられます。

このほか、肝硬変の進行に伴って合併する肝性の耐糖能異常、肝性脳症でみられるアンモニア濃度などの上昇、肝線維化の指標となるⅣ型コラーゲンやヒアルロン酸などの増加にも注意が必要です。

(『ナース専科マガジン』2013年8月号から改変利用)

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