腎機能をみるために必要な検査データって?
- 公開日: 2016/2/6
症状の鑑別に必要な検査値について、よくあるギモンに答えます。
Q. 腎機能をみるために必要な検査データって?
A. 老廃物の排泄や濾過機能を評価する数値に注目!
腎機能をみる主要な検体検査データは、尿検査による尿蛋白、尿沈査、尿潜血、血液検査による血清クレアチニン(Cr)、尿素窒素(BUN)、電解質などです。
腎臓にはおもに次のような働きがあり、それが障害されることでさまざまな症状が出現します。
- ●血中の老廃物・有害物質を除去する 血液中のBUN、Cr、尿酸などの不要物質を濾過し、尿として排出
- ●細胞外液量や浸透圧を調節する
- ●水・電解質代謝の平衡を維持する
- ●酸・塩基平衡を調節する
- ●ホルモンを産生する血圧のコントロール(レニン・アンギオテンシン系)、骨髄での赤血球の産生(エリスロポエチン)、活性型ビタミンD3の生成に関連するホルモンなどを産生
(『ナース専科マガジン』2013年8月号から改変利用)
参考になった
-
参考にならなかった
-