番外編 みね子、質の良いもの忘れと質の悪いもの忘れについて考える、の巻
- 公開日: 2014/10/11
ナースステーションで調べ物をしているみね子。そこにSAKURAがやってきて…。
あら、調べ物?
はい。最近受け持ちになった患者さんなんですけど、軽度の認知症があるんだそうです。認知症の患者さんって初めてで…。
それで勉強してるのね。それじゃ、くまみー、“質の良いもの忘れ”と“質の悪いもの忘れ”の違いってわかる?
質の悪いもの忘れは、認知症によるもので、質の良いもの忘れは、加齢現象によるもの忘れ、で合っていますか?
そうよ。質の良いもの忘れを良性健忘というのだけれど、最近では、良性健忘の中にも質の悪いもの忘れの前段階が含まれている場合があると考えるようになってきているの。それを軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)と呼んでいるわ。だから老化に伴うもの忘れも、慎重に経過を観察する必要があるのよ!
はぁー、なるほど。私はこのまま内科で働いていきたいので、これからどんどん増えていく高齢患者さんについて、もっと勉強したいです。
自分も高齢者ケアについて、学びたいっす。
うわっ! びっくりした! 横須賀さん、急に出てこないでくださいよ。
2人とも、学ぶ意欲があっていいわね。じゃ、特別にオススメを教えてあげるわ。題して「高齢者ケアに興味がある人向けセット」!
(そのまんまなネーミング…)
まずは高齢者ケア全般を学べる2013年2月号「高齢者ケアの「困った!」を解決!」、高齢者ケアには欠かせないスキンケアを解説した2014年2月号「スキンケアのワザを極める!」、最後に認知症についてしっかり学べる2014年2月増刊号「一冊まるごと認知症ケア」のセットよ。3冊セットで2256円。とってもお得でしょ!
この価格なら、気軽に購入できるし、いいっすね。
実践と並行して知識を増やしていくことが大切よ!
次ページでは、それぞれの雑誌の内容を紹介します。