1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 老年看護
  5. 【服薬管理】ケア&対応の5つのワザ

【連載】高齢者ケアの「困った!」を解決!

【服薬管理】ケア&対応の5つのワザ

  • 公開日: 2014/8/1

ワザ1 薬がうまく飲めないときは、剤形を変えたり自助具を使って工夫する!

薬物がうまく服用できない患者さんに対しては、その理由に応じた対応を行うことが大切です。

[嚥下に問題がある]

錠剤やカプセル剤が大きくて飲み込めない

散剤や液剤へと患者さんが飲みやすい剤形に変更します。または、服用直前に55℃のぬるま湯に溶かして飲む簡易懸濁法を行います。

ただし、この方法は薬物によっては適さない場合もあるのであらかじめ薬剤師に確認します。特に、腸溶剤や徐放性製剤については、効果の半減や薬物通過部位への悪影響が考えられるので注意が必要です。

散剤がむせる

飲む前に先に口の中を湿らせておきます。それでも飲みにくいときは、ぬるま湯に溶かして服用します。量が増えることを嫌うときは、薬物を溶かす湯は少量にして、飲んだ直後に水を飲んでもらうようにします。

また、散剤を飲みやすくする服薬ゼリーを利用したり、プリンやゼリー、ヨーグルトなどに混ぜたりしてもよいでしょう。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

高齢者てんかんの看護│原因、症状、診断、治療、看護ケアのポイント

高齢者てんかんとは  2010年に発表された日本てんかん学会の「高齢者のてんかんに対する診断・治療ガイドライン」では、WHOの高齢者の定義(65歳以上)に準じ、65歳以上を対象としたてんかんを「高齢者のてんかん」として取り扱っています1)。  小児期にてんかんを発病した人

2025/10/1