1. トップ
  2. 看護記事
  3. 症状から探す
  4. 皮膚障害・皮疹
  5. 乾燥・ドライスキン
  6. ドライスキン、湿潤・浸軟の原因とケアのコツ

【連載】スキンケアのワザを極める!

ドライスキン、湿潤・浸軟の原因とケアのコツ

  • 公開日: 2014/11/10

皮膚のトラブルを放置すると、QOL低下や思わぬ合併症につながるおそれがあります。

今回は、代表的な症状のメカニズムとケアのポイントをわかりやすく解説します。


トラブルの種類とメカニズム

1 ドライスキン

「加齢」や「セラミド代謝の異常」などによって皮脂分泌や角質細胞間脂質が減少すると、細胞間の結びつきが低下し、皮膚のバリア機能が破綻してしまいます。

乾燥肌の高齢者が多いのは、「加齢」に伴って体内水分量や皮脂分泌、セラミド量などが減少し、肌の保水力や保湿力が低下してしまうからです。

「セラミド代謝の異常」はアトピー性皮膚炎や腎不全などでみられます。セラミド生成の低下によって保湿力が失われ、皮膚が乾燥してしまうのです。

正常な皮膚とドライスキンのバリア機能

図 正常な皮膚とドライスキンのバリア機能

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

こうして予防する! スキンテア1

高齢患者さんの皮膚はさまざまな要因により菲薄化、脆弱化しやすくスキントラブルが起こりやすい状態となっています。 最近取り上げられているスキンテア(以下、テアとする)もその一つです。 そこで、今回は高齢者ケアに携わるエキスパートがテアの原因として考えられているド

2015/11/29