がん治療の「バイオマーカー」について
- 公開日: 2017/1/5
がん治療の「バイオマーカー」について
近年のがん医療のなかでも、薬物療法の進歩は目覚ましく、がん細胞が持つ特定の分子や遺伝子変異をターゲットに作用する抗がん薬も続々登場し、最先端の技術を用いて細胞を遺伝子レベルで分析し、適切な薬を投与し治療を行う「プレシジョン・メディシン(Precision Medicine、日本語:精密医療)」の時代が到来しつつあります。そして、がん治療を決めるうえで、最適な薬を選ぶ指標は「バイオマーカー」と呼ばれています。
がんに関する正しい情報を発信する認定NPO法人キャンサーネットジャパンでは、こうした動向に対し、肺がん患者さんを対象に、バイオマーカーを検出する検査に関する意識調査を行ったところ、多くの患者さんが、新たな治療の可能性を求め遺伝子検査の受診を希望していることがわかりました。調査結果は、以下のページよりご覧いただけます。
■■■調査結果はこちら■■■
http://www.cancernet.jp/biomarker/
またあわせて、がん患者さん向けに、がんの治療選択に欠かせない「バイオマーカー」についてわかりやすく解説する冊子も発行されました。同ページより無料で閲覧・ダウンロード可能です。
最新の治療薬や、その決定を左右するバイオマーカー、検査について知っておくことは、看護の質を高めることに役立つでしょう。
ナース専科/ナースプレスもメディアサポーターとして、この冊子を応援しています。看護師の皆さんにとっても勉強になる1冊ですので、ぜひご覧ください。