[医療提供体制] 医師数、看護師数の適合率が上昇 16年度病院立入検査結果
- 公開日: 2019/8/7
厚生労働省はこのほど、2016年度の「医療法第25条に基づく病院に対する立入検査結果」を公表した。それによると、医療法の標準数に適合した医療従事者数を配置している病院の割合(適合率)は、医師数、看護師・准看護師数とも15年度に比べて上昇したことが明らかになった。
医療法第25条に基づく立入検査は、病院が医療法や関係法令が規定する人員や構造設備の基準を満たし、適切な管理を行っているかを都道府県などが確認するもの。16年度は病院8,459施設中、7,914施設に立入検査が実施された(実施率93.6%)。
医療従事者数についてみると、医師数の適合率は96.4%となり、前年度比で0.5ポイント上昇。適合率は年々改善傾向にある。地域ブロック別で、最も適合率が高かったのは近畿の98.5%、次いで関東の97.8%。逆に低かったのは、北海道・東北(91.4%)、北陸・甲信越(95.6%)などで、北海道・東北と全国平均では5.0ポイントの開きがある。病院種別、病床規模別では、一般病院(96.2%)よりも精神科病院(97.7%)の適合率がわずかに高く、病床規模が大きくなるにつれ、適合率が高くなる傾向がみられた。
看護師・准看護師数の適合率は99.4%で、前年度から0.1ポイント改善した。地域ブロック別では、北陸・甲信越、東海、九州の3ブロックがいずれも99.7%で同率首位。関東と四国(ともに98.9%)、近畿(99.3%)の3ブロックは全国平均を下回った。一般病院よりも精神科病院の適合率が高く、病床規模に比例して適合率が概ね上昇する傾向は医師数と同じ。
立入検査項目のなかで、適合率が低かった上位3項目は、「職員の健康管理」(92.7%)、「医療法許可事項の変更」(95.6%)、「医薬品安全管理責任者による手順書に基づく業務の定期的な確認の実施」(96.2%)だった。
(厚生政策情報センター)
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