第4回 鼻腔吸引の手順を確認しよう!
- 公開日: 2014/2/2
- 更新日: 2021/5/31
今回は困難ケースの解説をお休みして、ここで経鼻吸引の手順について解説します。 感染対策に十分注意しながら、患者さんの苦痛に配慮して手早く行いましょう。
鼻腔吸引の準備
(1)吸引の必要性をアセスメント
バイタルサインや呼吸状態、呼吸音、SpO2、咳嗽の有無、咳嗽反射の有無などからアセスメントします。
(2)必要な物品の準備
吸引装置、吸引用チューブセット、ディスポーザブル手袋、サージカルマスク、ビニールエプロン。必要に応じてゴーグル、キャップ、アルコール綿、新鮮な水道水、ジャクソンリースなどを準備します。吸引チューブの太さは10Frで長さは40cmにします。吸引装置の吸引圧を設定します。
(3)患者さんに説明
吸引の方法と目的を説明して患者さんの不安を軽減し、協力を求めます。また、鼻血が出やすくないか出血傾向を確認し、鼻腔内に分泌物が貯まっていたら除去します。また、吸引しやすいように必要に応じて体位排痰法を実施します。
参考になった
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参考にならなかった
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