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多発性硬化症治療薬ケシンプタの在宅自己投与のご案内 ―【オンライン説明会のお知らせあり】2022年6月1日から計6日間実施予定-【PR】

  • 公開日: 2022/6/1
  • # 注目ピックアップ
  • # 在宅・地域
  • # 服薬管理

この記事では、在宅自己投与が可能になったケシンプタによって、
MS患者さんにどんなメリットを届けられるのかについてご紹介します。日頃の診療のお役に立てればと思います。

1. 多発性硬化症治療に求められること

 多発性硬化症の患者さんは若年の成人の方も多く、学生や働き盛りの方、家事・育児を始められた方など、様々な患者さんがいらっしゃいます。
 疾患をコントロールし、長期予後を改善するには、診断早期から強力な治療介入を行った方がよいことが、近年の数々の報告で明らかになってきています。1)2)3)

 またMS患者さんを対象としたアンケート調査では、53%が「再発をなくす」ことを治療目標とし、49%が薬剤選択時に効果の高さを優先するなど、患者さんも疾患のコントロールを望んでいることが伺えます。



 しかしながら、疾患コントロールを優先して薬剤を選ぼうとすると、導入の難しさや複雑な副作用マネジメントが必要となることで、必ずしも疾患コントロールを優先した薬剤選択ができないというのが、MS初期治療の課題でした。
 さらに、患者さんが前向きに治療を継続できるように、ライフスタイルへの配慮も忘れてはなりません。


 

2. 在宅自己投与が可能になったケシンプタで出来ること

 ケシンプタは、多発性硬化症(再発寛解型または疾患活動性を有する二次性進行型)の再発を予防及び身体的障害の進行を抑えることが期待される、“ペン型”のお薬です。
 「キャップを取って、ペンを投与部位に押し付けること」で投与が完了し、注射針は投与前・投与後も針カバーで隠れているので患者さんにとって優しい構造になっております。



 また、ケシンプタは2022年6月1日より、在宅自己投与が可能になったことで、医療施設に通院しながら投与するか、患者さんご本人またはご家族の方などが自己投与するかを、主治医の先生との相談の上で選ぶことができます。
※ただし、在宅自己投与の可否に関しては、十分な教育訓練を実施した後、本剤投与による危険性と対処法について患者又はその介護者が理解し、確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施することとなっております



 これにより、今まで治療のために通院を強いられ、仕事のスケジュールを調整したり・休んだり、付き添いのご家族に負担をかけることに悩んだりなど、患者さんの生活に生じていた不自由が軽減され、ライフスタイルに配慮した治療を選択できるようになります。



 患者さんのライフスタイルに合わせた治療を実現する為には、自己投与を適切に実施いただく必要があり、医師のみならず看護師の皆様からのご指導も必要になる事もあると存じます。
 そのために、弊社では、在宅自己投与の指導ポイントをまとまた医師や看護師の皆様向けの資材を多数ご用意しております。また、ケシンプタに関する看護師の皆様向けに説明会も実施しております。
 資材のご要望や説明会の問い合わせなどに関しましては、弊社MRへお声がけください。

 

3. 看護師の皆様向けオンライン説明会のご案内

 2022年6月には、主に看護師の皆様を対象にしたオンライン説明会を複数日程で開催させていただいております。
(日程の詳細は、下記、案内状をご確認下さい)

 「ケシンプタのペン型デバイスについてや在宅自己投与におけるポイント」をテーマにした内容になっております。
 説明会終了後には、Q&Aの時間も取っております。神経内科に従事されている看護師の皆様、お時間ございましたら是非ご参加ください。



なお最新のケシンプタの製品情報は、電子添文をご覧ください。


1)Buron MD et al:Neurology 95(8):e1041-e1051, 2020
2)Harding K et al:JAMA Neurol 76(5):536-541, 2019
3)Brown JWL et al:JAMA 321(2):175-187, 2019

 

作成年月:2022年5月


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