1. トップ
  2. 看護記事
  3. ニュース
  4. HealthDay News
  5. 脳内のセロトニンがアルツハイマー病の発症に関係か

【連載】【HealthDay News】メディカル・ヘルスケア関連のニュースをお届け

脳内のセロトニンがアルツハイマー病の発症に関係か

  • 公開日: 2023/12/28

 脳の「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが、加齢に伴う脳機能の低下に関係している可能性のあることが、米ジョンズ・ホプキンス大学精神医学・行動科学教授のGwenn Smith氏らの研究によって明らかになった。軽度認知障害(MCI)がある人では健康な人と比べて、記憶や問題解決、情動に関連する重要な脳領域におけるセロトニントランスポーター(5-HTT、セロトニンの濃度調節に関わるタンパク質)の量が少ないことが示された。また、MCIの患者では、アルツハイマー病患者の脳内で有害なタンパク質の塊を形成するアミロイドβ(Aβ)の量が多いことも分かった。研究の詳細は、「Journal of Alzheimer’s Disease」10月24日号に掲載された。

イメージカット

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

多発性硬化症と口腔内細菌の意外な関係、最新研究が示す病態理解の可能性

 多発性硬化症(MS)は、中枢神経系の神経線維を包むミエリンが自己免疫反応によって障害される希少疾患で、視覚障害や運動麻痺、感覚障害などさまざまな症状を引き起こす。最新の研究で、MS患者の口腔内に存在する特定の歯周病菌、Fusobacterium nucleatum(F. n

2025/12/14