【書籍紹介】ナイチンゲール7世
- 公開日: 2025/4/23
天才ナース、日本医療の“課題”に挑む
ナイチンゲールの子孫として生まれ、最先端の医学と統計学を修めた天才ナース、ナイチンこと橘高朱里。本作は、そんな彼女を中心に、現代の日本医療が抱えるリアルな課題に立ち向かう医療チームの奮闘を描いた物語です。
ハーバード大学で最先端の医療を学び主席で卒業したナイチンは、統計学を駆使し、冷静かつ優れた能力を武器に、認知症患者の介護問題、多剤併用と残薬問題、介護老人保健施設にまつわる問題など、実在する医療現場の問題に光を当てていきます。また、それぞれに特殊な能力を持つ医師・看護師をはじめ、ナイチンを取り巻く個性豊かなチームメンバーたちにも注目です。
本作はフィクションでありながら、医療現場で実際に起こりうるトラブルや葛藤がリアルに描かれており、実際の現場で活躍する看護師や医療従事者にとって、今一度考えるべきテーマが詰まっています。また、これから看護師を目指す人、医療業界を志す学生にとっても、日本の医療現場で実際に起きていることや現状課題を知る1冊となるでしょう。

第1話 認知症者が失踪する街
第2話 多剤併用・残薬問題に効く薬
第3話 介護老人保健施設の抗争
第4話 パンダがつなぐ信頼区間
第5話 刺客のマラソンランナー
『ナイチンゲール7世』
著:小林 光恵
発行:株式会社イースト・プレス
発行年:2024年
定価:1,400円(税別)
ページ数:256ページ
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