ポジショニングについてしっかりと学べる1冊
- 公開日: 2024/2/7
豊富な図で基礎から実践まで学べる
本書はセミナーや学会などで長年ポジショニングにかかわってきた田中マキ子先生が監修したポジショニングの基礎から実践まで必要な知識がまとめられている1冊です。改訂第2版となる今回は、スモールチェンジの効果など最新の知見も追加されています。また、ポジショニングにおけるマイナス事象をそもそも起こさない超予防学的観点が随所に盛り込まれました。
Chapter1、2ではポジショニングとはなにか、ポジショニングの歴史的考察といったことがまとめられ、ポジショニングを学ぶ際に必要な土台を作ることができます。Chapter3では、ポジショニングの基礎知識が解説され、Chapter4以降は症状別、手術室や在宅でのポジショニングなど場面に合わせた技術が学べます。 どのChapterも多くの写真や実際の症例を通じ、具体的なイメージを持って学ぶことができます。最後にQ&Aがあり、読者の細かい疑問にも答えてくれる内容となっています。付録では、ポジショニングに使用する物品の紹介もあり、この1冊でポジショニングに必要なことが学べるようになっています。
ポジショニングは褥瘡予防には欠かせないものですが、褥瘡予防の観点だけでなく、患者さんの生活全般を考えたときに、どういった体勢がよいのかといったことを考えていくことも重要だと監修者の田中マキ子先生は語っています。
患者さんの体位を整えるだけではなく、なぜその体位にするのかといったことがわかるため、ポジショニングについて学ぶなら、この1冊から始めるとよいのではないでしょうか。
ポジショニング学―体位管理の基礎と実践 改訂第2版
監修 田中マキ子(山口県立大学学長)
定価 4800円+税
ページ数 407ページ
Chapter1 ポジショニングとは何か
Chapter2 ポジショニングおよびその関連事項の歴史的考察
Chapter3 ポジショニングの基本となる知識
Chapter4 ポジショニングの実践方法
Chapter5 手術室における患者のポジショニング
Chapter6 症状別ポジショニング
Chapter7 在宅における患者のポジショニング
ポジショニングに関するQ&A
付録