記事一覧
15件/3884件

個別テーマについての検討状況|第3回報告書(2005年7月〜9月)②
2)薬剤に関連した医療事故 平成17年7月1日から平成17年9月30日の間に報告された医療事故事例のうち、薬剤に関連するものは24件であった。この24件のうち、薬理作用の結果として知られる副作用によって発生したと考えられる事例及び照会中の事例4件とヒヤリ・ハットに

第2回 無痛分娩の流れ(妊娠中から分娩まで)と助産師・看護師のケア・観察ポイント
無痛分娩における助産師・看護師がかかわるものの基本的な流れは、下記のようになります。この回では無痛分娩に関する妊娠中から分娩までの、助産師・看護師のケアや観察ポイントを説明していきます(分娩後の助産師・看護師のケアや観察ポイントは第4回で解説します)。 図1 無痛分

入浴介助時の熱傷
「療養上の世話」において熱傷をきたした事例が15件報告されています(集計期間:2004年10月~2006年12月31日、第5回報告書「共有すべき医療事故情報」に一部を掲載)。 報告事例のうち、入浴介助の際、湯の温度を直前に確認しなかったことにより熱傷をきたした事例

記事満足度調査|2018年9月23日~9月29日
2018年9月23日~9月29日までに公開した記事について聞きました。 今回の回答者は74人です。 この期間に公開された記事はこちら それぞれの記事について満足度 とても満足、やや満足、やや不満足、不満足、読んでいないの5段階に分けて、それぞれの

グリーフケアとしての緩和ケア
がん患者の痛みや苦しみは、症状によるものだけでなく、社会的・精神的・スピリチュアルなものまでさまざまであることを、特集の冒頭でご紹介しました。緩和ケアは、このように患者がもつ全人的苦痛に対するケアといえますが、同時に家族の抱える痛みへのケアでもあるといえるでしょう。それ

第36問 よく用いる略称について、次のうち、正しい組み合わせはどれか?
【問題】刺激伝導系や心臓の部位、異常興奮の起こり方と略語の正しい組み合わせはどれか? (1) 上室-SV (2) 心房-A (3) 心室-V (4) 期外収縮-PC (5) 頻拍-H 次の中から正しいと思うものを選んでください。 1)(1) 2)(

第6回 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの?
Q. 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの? A. 経管栄養が4週間以上の長期になる場合は、消化管瘻を考慮します。 患者さんの状態に応じてチューブの挿入先と方法を決定する まず、第5回の解説のように、何らかの栄養補助が必要とされた場合は

絶食中の血糖値、チェック頻度はどのくらい?
Q. 絶食中の患者さんの血糖値チェックは、どれくらいの頻度で行えばよいですか? A. 状況によって異なります。一般的には6時間おきですが、急性期の治療中であればもっと頻回となります。逆に安定し、治療内容が一定であれば1日1回のこともあります。 患者さん

個別テーマについての検討状況|第3回報告書(2005年7月〜9月)
1) 手術における異物残存 平成17年7月1日から平成17年9月30日までに、新たに報告のあった手術における異物残存は5件であった。平成16年10月1日から平成17年9月30日の1年間では23件の報告があった(表1)。 異物残存が発見されたの

手術室での学生の実習とは?
看護学生の最大の試練といえば実習ではないでしょうか。筆者も実習は〝大の〟苦手で、こんな辛い思いをするならば看護師になりたくないと思ったものです。ましてや手術室の実習となるとどうでしょう。学生の間に授業で取り上げられることはほとんどありませんし、手術が実際どの様に行われて

薬剤の取り違え
薬剤の名称が類似していることにより、取り違えた事例が7件報告されています(集計期間:2004年10月1日~2006年12月31日、第3回報告書「共有すべき医療事故情報」に一部を掲載)。 薬剤の名称が類似していることによる取り違えが報告されていま

記事満足度調査|2018年9月16日~9月22日
2018年9月16日~9月22日までに公開した記事について聞きました。 今回の回答者は88人です。 この期間に公開された記事はこちら それぞれの記事について満足度 とても満足、やや満足、やや不満足、不満足、読んでいないの5段階に分けて、それぞれの記事

第35問 次のようなQRS波を見たら、何を疑うべきか?
【問題】P波が無く、基線が細かく動揺していて、RR間隔が全く不規則なQRS波を見たら、何を疑うべきか? 次の中から正しいと思うものを選んでください。 1)房室伝導障害を伴う心房頻拍 2)房室伝導が不安定な心房粗動 3)完全房室ブロックを合併した心房細動

第5回 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの?
Q. 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの? A. 消化管使用の条件を満たしていれば、重症患者であっても、できるだけ早期に開始します。 必要エネルギー量の60%以下が1週間以上続く場合に検討する 経腸栄養は、①消化管の蠕動が可能であ

術前の血糖目標値やコントロールの方法って?
Q. 術前の血糖コントロールの目標値はどのくらいですか? また、どのようにコントロールすればよいですか? A. 術前血糖は、空腹時血糖値で100~140mg/dL、食後血糖値で160~200mg/dLです。治療は基本的にはインスリン療法になります。多くの場合は1日4