「まとめ記事」の記事一覧
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急変時の対応
急変時の対応 急変は、いつ誰に起こるのかわからず、予測できないことも多くあります。まったく同じ急変というものはなく、その時々の状況に応じて臨機応変に対応することが求められます。 急変時はさまざまなことを同時に行わなくてはなりません。急変した患者さんを見つけたあ
体位変換とポジショニング
体位変換とは(体位変換の目的) 自分自身で身動きが取れない人や、身動きが不十分な人に対し、介助者が定期的に体位を整えることを体位交換といいます。長時間同じ部分が圧迫されると、血行不良が起こり褥瘡の原因となります。また、動きが制限されることによる拘縮、変形の予防や、
術前・術後の看護(検査・リハビリテーション・合併症予防など)
患者さんが問題なく手術を受け、スムーズに回復していくためには、周手術期をトラブルなく過ごせるよう介入しなければなりません。 術前の検査 術前は、手術のための検査と、手術を受ける準備を行います。 患者さんに検査を受けてもらい、手術を受けても問題ない状態であるかを
看護師のコミュニケーションとマナー(挨拶・身だしなみ)
2019年5月30日改訂 お互いの気持ちを伝え合うことをコミュニケーションといいます。スムーズなコミュニケーションのためには、言葉だけでなく、表情や動作にも気を配らなくてはなりません。 1. コミュニケーション <対先輩・同僚> 円滑なコミュニケーションは、仕
人工呼吸器のアラームの原因と対応
人工呼吸器のアラームには、機械自体異常を知らせるもの、患者さんの状態と設定したモードが合っていないことを知らせるものなど、さまざまな種類があります。また、人工呼吸器の機種によっても呼び名が違っていることもあり、混乱する人も多いのではないでしょうか。 ここでは、アラー
バイタルサインとは|目的と測定の仕方、基準値について
*2019年3月13日改訂 *2020年4月15日改訂 *2022年4月28日改訂 バイタルサインとは バイタルサインとは「生命徴候」のことで、「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」「意識レベル」の5つがバイタルサインの基本です。病院では基本的に朝・昼・晩と1日3
エンゼルケア(逝去時ケア)とは? 目的・手順・看護師の役割など
エンゼルケアとは エンゼルケアとは、死後に行う処置、保清、エンゼルメイクなどの全ての死後ケアのことで、逝去時ケアとも呼ばれます。病院であれば、患者さんがお亡くなりになった後、お見送りするまでを指します。つまり、エンゼルケアとは、ご家族への対応なども含んだ臨終後の
心不全の看護|原因、種類、診断、治療
*2020年4月30日改訂 心不全とは 生活習慣病やさまざまな基礎疾患、加齢などが原因となり、心機能、特に多いのは左心室のポンプ機能が低下することで起こります。心臓のポンプ機能の代償機転が破綻し、心拍出量低下、末梢循環不全、肺・体静脈系のうっ血をきたし、体内の血
サチュレーション(SpO2)とは? 基準値・意味は?低下の原因と対応
*2019年3月11日改訂 *2017年7月18日改訂 *2021年8月9日改訂 発熱、喘息、肺炎……etc.多くの患者さんが装着しているパルスオキシメータ。 その測定値であるサチュレーションは、日々接している測定値の1 つですが、本当にルーチンに見ていて
せん妄とは? せん妄の症状と看護
せん妄とは 何らかの身体疾患または全身状態の変化に伴い精神症状が出現している状態のことをいいます。薬物の中毒、炎症、急性のストレス反応などが神経伝達物質を阻害し、さまざまな精神症状を呈するといわれていますが、まだ病態生理は明確にされていません。 せん妄であれば
ストーマとは? ストーマケアについて
ストーマとは ストーマ(stoma)とは、『消化管や尿路を人為的に体外に誘導して造設した開放口のことをいい、前者を消化管ストーマ、後者を尿路ストーマ』といいます。広義には、腎瘻や膀胱瘻、胃瘻、その他の瘻孔も含まれ、以前は、『人工肛門』『人工膀胱』と呼ばれていまし
気管切開とは? 気管切開の看護
気管切開の適応・目的 気管切開の適応・目的は以下の3つがあります。 ① 長期人工呼吸器管理が必要 ② 気道分泌物が多い ③ 上気道の閉塞 具体的には ① 脳卒中などの中枢神経障害や難病の神経変性障害、または抜管出来ないくらい
【浮腫とは?】浮腫の原因、メカニズム、治療・ケア
浮腫とは 水分(細胞外液)が血管やリンパ管外に染み出し、皮下組織(間質)に過剰に貯留することです。全身性と局所性のものがあり、そのうち全身性は心疾患、腎疾患、肝疾患が原因で引き起こされ、薬剤や、サプリメントの服用によって起こる薬剤性浮腫も含まれます。局所性は原因不明
酸素療法とは?種類・目的・適応・看護
酸素療法とは? その目的 酸素療法とはカニューレやマスクなどを用いて体内に適量な酸素を投与する治療法です。その目的は、動脈血の酸素化を図り、末梢の細胞組織に十分な酸素を供給することによって低酸素状態の改善をすることです。 【関連記事】 ●第12回(最終
【血液ガス】血液ガス分析とは?基準値や読み方について
血液ガス分析とは?血液ガスの主な基準値 血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。主に、PaO2、SaO2、PaCO2、HCO3-、pH, BEがよくみられる項目です。 主な基準値