消化器科で必要な看護技術を学ぼう!
記事数:8
"看護技術には、清拭やベッドメイキングといったどの科でも共通で使用するものと、特定の科でしか使用しないものとがあります。本連載では、消化器ケアに必要な基礎的な知識をはじめ、臨床でケアをする際に困るであろうことについて、手順や対応策を解説します。本連載を通し、自信をもって消化器ケアを行えるようになることを目指します。"
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"看護技術には、清拭やベッドメイキングといったどの科でも共通で使用するものと、特定の科でしか使用しないものとがあります。本連載では、消化器ケアに必要な基礎的な知識をはじめ、臨床でケアをする際に困るであろうことについて、手順や対応策を解説します。本連載を通し、自信をもって消化器ケアを行えるようになることを目指します。"
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CARTとは 腹腔内に針を刺して腹水を抜き、細菌、がん細胞や血球成分を取り除いてアルブミンなどの有効成分を濃縮した腹水を静脈から戻す方法です。 当院では、実施する前日に入院し、翌日に還元して3日目に退院という流れで行っています。CART実施後に腹水除去のために再入
腹水穿刺とは 腹腔内に針を刺し、腹水を抜くことをいいます。原因が特定できない腹水の診断や抗がん剤などの注入、腹水貯留による苦痛緩和を目的として行いますが、安易な腹水除去は逆に腹水貯留を加速させる可能性があります。 腹水穿刺の適応と禁忌 腹水穿刺の適応は、難治性腹
ミルキングとは ミルキングとは、ドレーンの中に詰まった排液を流す手技のことをいいます。 NGチューブなど食物残渣によって詰まりやすいドレーンや、排液量の減少がみられてるドレーンに対して行います。 ミルキングの目的 ミルキングは、ドレーンの詰まりの防止を目
【関連記事】 ● 腹腔ドレーンの目的、種類、挿入部位● 腹腔ドレーンのアセスメントのポイント【排液の量・色・合併症/刺入部】 SBドレーン(バック)とは SBバックとは体内に留置したドレナージチューブを介し、創部からの出血、滲出液、空気などの排除や減圧を行
腹部のアセスメントとは 腹部のアセスメントは、その部位に何の臓器があるかを考えながら行いましょう。また、1つのことで判断するのではなく、総合的に結果をみて判断します。 訪室した際に患者さんに困っていることはないかを聞き、何らかの訴えがあった場合は、その症状に沿った
SBチューブ(胃食道バルーンタンポナーデ)とは(目的) 食道および胃静脈瘤破裂に伴う出血に対し、緊急圧迫止血するための医療機器です。バルーン付きのチューブで、このバルーンを膨らませることで出血部位を圧迫し止血を図ります。この治療法を「バルーンタンポナーデ法」といいます。
今回は代表的な内視鏡検査について解説します。 【関連記事】 ● 腸蠕動音の4つの分類と聴診のコツ● 皮膚状態・腹部の観察、腹部の聴診法 内視鏡の介助 1)対象疾患 内視鏡検査とは:先端に小型カメラ 又はレンズを内蔵した太さ1cm程の細長い管を口あるいは肛門
【関連記事】 ● イレウス(腸閉塞)とは?症状・原因・治療法や看護のポイント 1)腸閉塞とイレウスの区別 腸閉塞とは:腸管が機械的及び物理的に閉塞した状態です。例えば、異物や炎症、腫瘍などにより腸管が塞がれた状態です。 イレウスとは:腸管内腔の閉塞や腸