第3回 “電源喪失”の危機を乗り越えろ!
- 公開日: 2014/4/15
今回の大震災では福島第1原子力発電所も甚大な被害を受けました。これに伴い、東京電力から電力供給を受ける1都8県では、計画停電による電源喪失という医療危機を体験しました。
心配されていた夏場の計画停電は回避できそうですが、自然災害に停電はつきものです。その時、どのように患者さんの「安全」「安心」を守っていくべきか。今回の経験を受け、停電時の危機対応のポイントをまとめました。
Q1 突然の停電にもあわてず対応したい!日頃どう備えればいい?
A1
職場の停電対応マニュアルを見直して、整備しておこう
解説
同時に、「停電対応マニュアル」も有用です。1995年の阪神・淡路大震災から得られた教訓として、厚労省の指示もあり、多くの医療機関や介護保険施設では、独自の防災マニュアルを作成し、定期的に訓練を行って、平時から準備しています。
この中には、現在の医療が電気に大きく依存していることを踏まえ、電源喪失への対応が必ず盛り込まれています。
あなたの職場には、このマニュアルがありますか? 日ごろからこのマニュアルを整備し、必要な見直しをしておくことも、突然の停電に冷静に対処する上で大きな備えとなります。
Q2 「正直、非常電源ってどんな仕組みなのかよく知らないんですが・・・」
A2
日頃から非常電源設備の整備、点検を徹底し、設備や配電盤の位置を知っておこう
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