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【連載】手術室で必要な看護技術を学ぼう!

地震が起きていないときにやっておきたい手術室の地震対策

  • 公開日: 2022/3/25

1.日本における災害

 日本は災害大国と呼ばれ、豪雨による被害は毎年ニュースで流れています。特に大規模な被害を出した災害としては、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、大津波、原子力発電所事故などが挙げられると思います。その他にも洪水や噴火、豪雪など、多くの災害が起こっています。つまり、日本に住んでいる我々は、災害を意識した行動を心掛ける必要があります。

2.災害とは

 災害対策基本法では、災害を「暴風、竜巻、豪雨、豪雪、洪水、崖崩れ、土石流、高潮、地震、津波、噴火地滑りその他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害」と定義しています1)。災害と聞いてまず思いつくのは、地震や洪水などの自然災害だと思いますが、被害の程度において政令で定める原因により生ずる被害とは、飛行機や列車の事故や火災、テロなどの人為災害を指します。このように、災害は種類によって、自然災害と人為災害に分類されます(表1)。また、災害の範囲によっても、広範囲に起こる災害を広域災害と呼び、局地的に起こる災害を局地災害と呼びます(表2)。どこまでが広範囲かと言われると、線引きが難しいですが、電気や水などの供給がストップしたり、病院自体が被災するような災害が広域災害と考えてもらえばわかりやすいと思います。

表1 災害の分類
災害の分類
災害の種類
自然災害
地震、台風、竜巻、津波、洪水、豪雨、豪雪、土砂など
人為災害
火災、爆発物、群衆による圧死、発電所事故、構造物崩壊、交通事故(航空機、鉄道、自動車、船舶)など


表2 災害の範囲
災害範囲 特徴
広域災害 都道府県単位以上の広い範囲での被害をもたらす。
主に自然災害が該当する。
電気や水などの供給が止まり、病院自体も被災し、機能が制限される。
局地災害 市町村単位もしくはそれより狭い範囲での局地的な被害をもたらす。
主に人為災害が該当する。
電気や水などの供給は止まらず、病院の機能も維持されることがほとんどである。

 いずれの災害も非常に脅威ですが、地震は負傷者も多く、その負傷者を救護する病院も大きな被害を受ける可能性が高いです。病院自体も被害を受けながらも、負傷者を治療しなければならない特殊な状況となる震災を想定した対策についてお話ししたいと思います。

3.災害対策に必要な知識

 災害を考える際に、知っておくべきことを以下に示します。

震度に応じた被害の程度(表3)

震度 想定される被害の程度
5強まで 大きな被害なし
6弱 人が立っていることが困難になる
6強 棚の中の物が飛び出し散乱する
職員の転倒・患者さんの転落の危険が高い

2)地震の特徴

 大きな規模の地震には、活動のまとまりがあります。その中で、最も大きい地震を「本震」と呼び、また、本震より前に起こる地震を「前震」、後に起こる地震を「余震」と呼びます。前震は2016年の熊本地震でよく知られるようになりました。4月14日にマグニチュード6.5、最大震度7の地震が起こり、これが本震だと思っていた2日後にマグニチュード7.3、最大震度7の地震が起こりました。今では2日後の4月16日に起こった地震が本震とされています。また、余震は3カ月間で1888回(震度1以上)起こっており、大きな地震が発生した後は、引き続き地震が起こることを知っておかなければなりません。

 さらに地震が発生したとき、停電や火災、医療ガスの供給停止など二次災害が引き続き起こる可能性があることも認識しておく必要があります。

3)非常用電源

 普段私たちは、電力会社から供給される商用電源を使用しています。一般的に電力会社からは交流 (Alternating Current:AC)電源が用いられているため、商用電源はAC電源とも呼ばれます。商用電源に対する言葉として、GC電源があります。GCとは、Generator Currentの略で、発電機を指します。つまり、GC電源とは、発電機により供給される電源です。その他にUPSという言葉を聞いたことがあるかもしれません。UPSとは、Uninterruptible Power Supplyの略で、無停電電源装置のことです。病院には、生命を維持するための機器があるため、停電になったときでも、GC電源やUPSによって、すぐに使用できるようにしています。

 地震発生時は、電気の供給が止まり停電する恐れがあります。特に手術中は、生命維持装置である麻酔器はもちろん、その他にも生体モニターや電気メスなど多くの電気機器があるため、非常用電源は必須です。以下に、非常用電源の種類を示します(表4)。

表4 非常用電源の種類
電源の種類
起動時間
(停電の時間)

コンセントの色
用途
非常電源 一般
非常電源
40秒以内
赤色
下記以外の機器
特別
非常電源
10秒以内
赤色
電気メスなど緊急時に必要な機器
瞬時特別
非常電源
0.5秒以内
緑色
麻酔器など生命維持に関わる機器
無停電
非常電源
無停電
緑色
手術灯や手術室空調など手術に不可欠な機器

 一般的な用途を記載していますが、もしもの場合に備えて、麻酔器などの患者さんの生命にかかわる機器は瞬時特別非常電源(無停電非常電源)に接続しておきましょう。そして、その他の機器についても、どのコンセントに接続するかを、災害時に備えて、それぞれの施設で決めておくことをお勧めします。

4)患者さんの状況による避難対応

 手術室では、いろいろな麻酔を行い手術を受ける患者がいます。そのため、地震発生時の患者さんの状況もさまざまです。手術室内での患者さんの状況を大きく分類すると、麻酔に関しては、導入前・麻酔中・覚醒後に、手術に関しては、執刀開始前・執刀中・執刀終了後に分類されます。それぞれの状況における患者さんの避難対応を以下の表に示します(表5)。いずれの対応に関しても、共通していることは患者さんの生命と安全を確保することです。これらを踏まえて、どの状況でどのような対応を行うか、施設で決めておく必要があります。

表5 状況別患者さんの避難対応
患者さんの状況 避難の対応
執刀開始前 ・麻酔導入前であれば、速やかに避難or手術室で待機
・全身麻酔導入後であれば、速やかに覚醒させて避難or手術室で待機
・脊髄くも膜下麻酔後であれば、速やかに避難or手術室で待機
執刀中 ・速やかに手術を終了させて、避難or手術室で待機
・速やかに手術を終了できない場合の対応は各施設で決めておく
・避難先で手術を続行できる場合は、手術途中の避難もできるが、リスクが高い
執刀終了後 ・執刀終了後であれば、速やかに避難or手術室で待機
・全身麻酔覚醒前であれば、速やかに覚醒させて避難or手術室で待機

4.災害が起こる前にできる対策

 災害対策を考える際に、どうしても災害が起こったときの行動を考えてしまいがちですが、災害が起こったときの対応だけでなく、常日頃から、如何にして被害を最小限にできるかを考えて、行動しておくことが重要です。以下に、災害対策を考える際の要点をまとめます。

1)指示命令系統

 実際に地震が起こった際、「震度はどれくらいか」「病院は倒壊していないか」「手術は続行するのか」など気になる情報が多いです。それとは反対に、手術の進行状況やスタッフ・患者さんの安否、機器の被害状況など報告しなければならない情報もたくさん出てきます。その際に、それぞれが好き勝手に報告や伝達をしてしまうと、災害本部は何度も同じ内容を伝達したり、どれが最新の情報かわからず、災害本部が機能できず、現場が混乱してしまいます。そのため、災害が起こった際の指示命令系統を決めておく必要があります。災害本部からの指示を手術室師長や麻酔科部長を通して、手術中の部屋にいる執刀医や麻酔科医、看護師に伝達できるように、また手術の状況を災害本部に報告できるように、縦の報告ラインを決めておきましょう。

災害時での手術室の対応

2)アクションカード

 先ほど、指示命令系統における役割を決めておく必要があるとお話ししましたが、実際の災害時にそれぞれが好き勝手に行動してしまうと余計に混乱を招いてしまいます。スタッフ・患者さんの安全確認、避難経路の確保、災害用物品の持ち出しは一体だれがするのかも決めておく必要があります。しかし、災害はいつ起きるかわからず、全員が災害時の行動を覚えることはできません。そこで、使われるのがアクションカードです。アクションカードは、災害時のそれぞれスタッフの役割を記載しておくことで、役割分担が即座にでき、首にぶら下げられるようにしておくと、そのカードを見ながら、適切に災害時の対応ができるカードです。

3)自分の安全確保

 医療従事者は、患者さんに何か起きたとき、知らず知らずのうちに患者さんを最優先に考えることが多いと思います。その姿勢は看護師として非常に大切ですが、災害時はその考え方から切り替える必要があります。地震が起きたときは、目の前の手術患者さんだけでなく、自分自身も被災している状況です。つまり、地震が起きたときに、まず医療従事者がしなければならないことは、自分の安全確保です。机の下に隠れたり、何かにつかまったり、自分を最優先に考えます。そして、自分の安全が確認できれば、次に患者さんの安全確保を行います。自分の安全が確保できていなければ、患者さんを守ることはできません。

4)災害時持ち出し物品

 地震の程度によっては、手術室の倒壊の危険がある場合など、手術を中断して移動することもあるかもしれません。そのような一刻を争うときに、すぐに閉創できるように縫合用の針糸やステープラー、創部被覆材であったり、薬剤投与時に必要なディスポシリンジや注射針など、災害時にすぐに持ち出せる場所に常備しておく必要があります。もちろん常備しておくだけでなく、滅菌期限が切れていないかなど、定期的に確認が必要です。

5)廊下の整理

 皆さんのご施設の廊下を今一度ご覧ください。廊下に物があふれていませんか? 恥ずかしながら、以前は私の施設も、倉庫に入りきらないワゴンや医療機器が廊下を埋め尽くし、本来の廊下の幅が半分ほどになっていました。災害が起こった際は、速やかに避難できるように、避難経路を確保しなければなりません。そのような緊急事態に、廊下が物で溢れかえっていては逃げ遅れる危険があります。そのため、普段から物品を整理し、廊下には物を置かないようにしましょう。ただし、構造と物品の量によっては、廊下に置かないとどうしようもないというご施設もあると思いますので、せめて非常口につながる避難経路までの道のりはベッドが通れるスペースを確保するようにしましょう。

6)ストッパーと積み重ね

 医療機器は比較的重量があるため、移動しやすいようにキャスターとストッパーがついてる場合が多いです。そこで、とても重要なのはストッパーです。皆さんは医療機器を移動した際に必ずストッパーをしていますか? どうせすぐに動かすからとストッパーをしていないことはありませんか? 地震は横に揺れますので、ストッパーをしていない医療機器は勝手に動き出してしまいます。床を大きく動くことで、職員や患者さんと接触してケガをしたり、その他の物に当たってしまい、破損や転倒する危険があります。そのため、常日頃からストッパーのある医療機器は必ずストッパーで固定するようにしましょう。

 手術室のスペース確保のため、医療機器を積み重ねている施設も少なくないかと思います。また、内視鏡のユニットは、背の高いタワーに収納していることが多いです。そこで注意しなければならないのが重心です。縦に積めば積むほど、背が高くなればなるほど、重心の位置が高くなります。そうすると、地震が起きた際に倒れやすくなります。倒れにくくするために、タワーに収納している機器はベルトなどを用いて固定します。また、積み重ねる場合であっても、重い機器を下に置くなど、重心が低くなるように工夫して2次災害を防ぎましょう。

 これは、住宅での災害対策と同じですが、特に背の高い棚は倒れる可能性が高いです。そのため、天井や壁に必ず固定し転倒を防ぎます。また、扉付きの棚は開けっ放しにしていると地震が起きた際に物が飛び出してきて非常に危険です。そのため、「扉は開けたら閉める」を徹底しておきましょう。

7)災害訓練

 これまで述べてきた内容をマニュアルとしてまとめておくだけでなく、実際にマニュアル通りに動けるのか、何か抜けていることはないか確認するため、災害訓練は欠かせません。机上で作られたマニュアルですので、実際の行動に見合ったマニュアルかきちんと評価する必要があります。また、災害訓練を行うことは、スタッフへの防災意識が芽生えますので、年1回以上実施しましょう。

5.地震発生中の対策

 これまで、地震が起こる前に準備しておくことや心構えを伝えてきました。次に、地震が起きているときはどのように動けばよいのかを考えてみましょう。

1)自分と患者さんの安全確保

 地震が起きた瞬間は、まず自分の安全確保を優先し、身を低くして、揺れが収まるのを待ちます。手術中であれば器械出し看護師や執刀医など清潔野のメンバーは身を低くしつつ、自分が倒れないようにと患者さんが転落しないように手術台に掴まり患者さんを支えます。地震が起これば、だれでも不安を感じますので、局所麻酔など意識がある患者さんには、外回り看護師が状況の説明を行い、不安を増強させないように対応する必要があります。

2)余震を想定した行動

 大きな地震が起こった後は、余震が起こる可能性が高いため、余震が起こると想定した行動が必要です。患者さんの真上に位置する無影灯などの機器は落下する危険がありますので、位置をずらします。そして、患者さんの安全と紛失防止のため、器械出し看護師は、鋭利器材(針やメス)や術野に置いている器械を器械台に回収します。これらは、可能であれば、地震が起きている最中に行いますが、まず何より大事なのは、自分、そして次に患者さんの安全確保であることを頭に入れておきましょう。

6.地震が収まった直後の対策

1)患者さんの観察

 地震が収まれば、まずは、麻酔科医や執刀医、臨床工学技士など手術室内にいる職員全員で連携し、患者さんの状態の把握に努めます。バイタルサインはもちろん、上肢や下肢など身体が手術台から脱落したり、体位がずれていないか、気管内チューブや点滴などが抜けたり、閉塞していないか、確認を行い、共有します。

2)被害状況の把握

 大きな地震であればある程、被害が大きくなります。手術室の天井や壁などの設備が倒壊していないか、麻酔器や電気メスなどの医療機器が正常に作動しているか、清潔野の手術器械は清潔を維持できているか、手術は続行可能か、被害状況を確認する必要があります。また、医療機器が故障している場合や手術器械が不潔となった場合は、代替の機器や器械が準備できるかも確認しておく必要があります。

 さらに、手術を行っている部屋だけが手術室ではありませんので、手術室のスタッフステーションや手洗い場、器材庫や滅菌物を保管している部屋などの被害状況や負傷者の有無もスタッフ全員で担当を振り分けて確認します。

3)避難経路の確保

 地震の揺れや停電によって、自動扉が開閉できなくなる可能性がありますので、避難指示に備えて、避難経路を確保しておきます。そのため、外回り看護師は、手術室の扉を開け、避難する際に邪魔になる物や避難経路上の床に落ちている物を部屋の端へ移動させて、避難経路を確保します。

5)情報の伝達・共有

 患者さんの状態や手術室の被害状況を確認できれば、次はこれらの情報を災害本部へ報告し、本部の指示を仰ぐ必要があります。そのため、手術を行っている部屋の情報を外回り看護師は師長など手術室統括者へ伝達を行います。また、師長から災害本部の指示を伝達された外回り看護師は、執刀医や麻酔科医、器械出し看護師など同手術室内のスタッフ全員に伝達し、情報共有を行います。

7.手術を続行する場合

 手術を続行するために、器械・ガーゼ・針など鋭利器材のカウントを行います。床に落ちている場合もあるため、器械は破損の有無も見ておきます。不潔になってしまった場合は、すぐに補充し、手術を再開できるように準備を行います。

8.直ちに閉創させなければならない場合

 直ちに閉創しなければない状況は主に急を要する状況ですので、迅速に閉創の準備を行う必要があります。閉創のための針糸やスキンステープラ、創部の被覆材やドレープを準備します。閉創後は、スタッフで協力し合い、ストレッチャーや担架などを準備し、速やかに搬送できるようにしておきます。

 もし体内にガーゼや器械などを留置したままである場合は、記録に残しておきます。

9.停電の場合

 地震発生時に停電が起きた際は、揺れが収まれば、患者さんううううの生命を維持している麻酔器や生体モニターなどの機器が瞬時特別非常電源(または無停電電源)に接続され、作動しているか確認をします。この際、重要なポイントは、停電時は自家発電に切り替わる施設が多いため、供給される電力に限りがあるということです。そのため、生命に影響を及ぼさないPHSの充電器や加温器などは電源プラグを一旦抜いて、電力の消費を最小限にするよう努めます。必要な電気機器については、麻酔科医・執刀医と十分に検討して決めます。手術室の空調設備に関しては、無停電電源が使用されており、停電時でも空調が作動するようになっている施設もあれば、そうでない施設もあると思います。もし、空調が作動していないのであれば、清浄度が維持できないことも頭に入れておく必要があります。

10.医療ガスが供給停止した場合

 手術室でよく使用される医療ガスには、酸素、笑気(亜酸化窒素)、二酸化炭素などがあります。全身麻酔中であれば酸素の供給停止は、患者さんの生命にかかわってきます。そのため、麻酔科医と協力して、すぐに代わりとなるガスボンベを準備して接続します。

11.断水の場合

 断水の場合は、手術中は特に問題はないかもしれません。しかし、手術終了後の洗浄に大きな影響を及ぼします。器械洗浄でも用手的洗浄であっても、水は不可欠ですので、十分な洗浄ができなくなります。また、滅菌においても、院内の滅菌機として、水と電気だけで可能なオートクレーブ(AC)滅菌を持っている施設は多いと思いますが、断水時は使用できなくなります。そのため、滅菌も従来通りにはできなくなります。

 その他には、手術前の手術時手洗いにも水は必要です。そのため、断水時は蒸留水などを使用して、予備手洗いを実施し、その後にアルコール製剤で手指消毒を行います。

12.火災が起きた場合

 まずは、火災発生場所の確認をします。その後、患者さんの安全を確保し、初期消火に努めます。手術室では、スプリンクラーは誤作動を避けるために、設置されていません。そのため、初期消火は消化器や消火栓からの放水によって行います。

13.最後に

 私は大阪府在住ですが、2016年の熊本地震の際に、地震発生の約3週間後に災害支援として、現地の病院へ派遣された経験があります。病院や周辺の家屋、熊本城の被害を目の当たりにし、ある日一瞬の間に、このような被害を巻き起こす地震の脅威を知りました。現地の病院で勤務されている方は、患者さんのために一生懸命働き続けていますが、余震は続いて起こっていました。私自身も感じていましたが、自分もまたいつ被害を受けるかわからない中で医療を提供し続けることはとても精神的負担が大きいことです。防災意識が高い方はもちろん、自分には関係ないと思っている方も今回の記事をご覧いただき、今までより少しでもよいので、災害への意識を持っていただければ幸いです。

引用・参考文献

1)災害対策基本法(2022年3月15日閲覧)https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336AC0000000223
2)手術看護学会手順(2021年10月1日閲覧)https://www.jona.gr.jp/tpics/member/08.pdf
3)日本工業標準調査会:JIS病院電気設備の安全基準JIST1022,2018.
4)日本手術看護学会:「手術室看護業務基準」、日本手術看護学会 手術看護基準・手順委員会、日本手術看護学会、2017.
5)平成28年(2016年)熊本県熊本地方を震源とする地震に係る被害状況等について(7月14日12:00現在)(2021年10月15日)https://www.bousai.go.jp/updates/h280414jishin/pdf/h280414jishin_32.pdf


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