尿道カテーテルの挿入手技、正しくできてる?
- 公開日: 2014/5/7
カテーテルは手で挿入するもの!?
尿道カテーテルを患者さんに挿入するとき、みなさんはどのように実施していますか?
「ピンセットを使ってる」という人もいますが、実はこの方法、アメリカやヨーロッパではほとんど行われておらず、導尿カテーテルは“滅菌手袋を着けた手で挿入する”が正しいそう。
その理由は、ピンセットでカテーテルの先端をつまむ際、その圧力でカテーテルの内部やバルーンを破損させてしまう可能性があるから。実際に、そういったカテーテルの破損によって固定水が漏れ、予定外の抜去となるケースがメーカー各社に多数報告されているそうです。
そのため、一般社団法人日本医療機器テクノロジー協会(MTJAPAN)では、尿道カテーテルを挿入する際は滅菌手袋を装着したうえで、手で尿道カテーテルを把持・挿入するように安全性情報を提供しています。
ピンセットでカテーテルを把持するとカテーテルの破損につながります。滅菌手袋を装着した手で挿入しましょう
そのほか、天然ゴムラテックスカテーテル挿入の注意点として、油脂を含む軟膏財を潤滑剤として使用するとカテーテル破損の原因になると注意喚起しています。
詳しくは、一般社団法人日本医療機器テクノロジー協会(MTJAPAN)のホームページをご覧ください。
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