【薬剤性劇症肝炎】検査値の看護への活かし方
- 公開日: 2014/7/1
事例
入院中の患者さん(女性、40歳)、主訴・症状は以下のとおりでした。
黄疸
全身倦怠感
検査データ[入院時]
血液一般検査
- RBC(万/μl):280
- Hb(g/dl):7.3
- Ht(%):20
- WBC(/μl):6000
- 棹状核好中球(%):5
- 分葉核好中球(%):38
- 好酸球(%):10
- 好塩基球(%):0
- 単球(%):9
- リンパ球(%):38
- Plt(万/μl):1.1
凝固検査
- APTT(秒):55
- PT(%):10
- FDP(μg/ml):3
生化学検査
- ALP(U/l):460
- AST(U/l):195
- ALT(U/l):380
- LD(U/l):690
- γ-GT(U/l):99
- CK(U/l):68
- ChE(U/l):230
- T-Bil(mg/dl):23.5
- D-Bil(mg/dl):4.3
- Alb(g/dl):2.0
- BUN(mg/dl):5
- Cr(mg/dl):0.5
- UA(mg/dl):2.5
- T-Cho(mg/dl):105
- TG(mg/dl):51
- Glu(mg/dl):122
- Amy(U/l):265
- Na(mEq/l):139
- K(mEq/l):4.2
- Cl(mEq/l):108
- NH3(μg/dl):110
免疫血清検査
- HBs抗原:-
- HCV抗体:-
検査値の読み方のポイント
黄疸症状から、まずT-Bil(総ビリルビン)の数値をみてみると、23.5mg/dlと高値を示しており、黄疸が顕著に出現していることがうかがえます。
参考になった
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参考にならなかった
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