「地域包括ケア」とは? 在宅医療・介護が強化される理由と看護師の役割
- 公開日: 2014/8/4
今回は、「地域包括ケア」について解説します。
在宅医療・介護が強化される理由
理由1 高齢者の増加に伴う医療費の増大
在宅医療・介護の強化が求められるようになった背景の一つには、高齢者の増加に伴う医療費の増大があります。
2025年には第一次ベビーブームに生まれた世代が後期高齢者(75歳以上)になる2025年には、
- ●75歳以上の人口が16.7%
- ●65歳以上が28.7%
になると推計され、その一方では少子化によって労働人口が年々減少。
すでに医療費が支えきれなくなってきています。
理由2 ライフスタイルの多様化
また、人々のライフスタイルの多様化による家族介護力の低下や独居高齢者の増加も、在宅サービスの充実が求められる大きな要因です。
在宅療養に重点を置いて地域整備を行い、療養者に応じた適材適所の医療・介護の提供を実現することは、これまで多くの人が望んでいた「地域での自律した療養生活」を叶えるもので、医療費の抑制にもつながるのです。
このような動きに伴い、2000年に施行された介護保険制度は、2006年、2009年に改正され、さらに2012年施行の改正にも「地域包括ケア」実現に向けての整備が盛り込まれています。
「地域包括ケア」とは?
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