最新治療薬ガイド【チアゾリジン薬】
- 公開日: 2014/8/26
表 チアゾリジン薬
チアゾリジン薬の作用のしくみ
チアゾリジン薬は、脂肪細胞の分化を促し、筋肉や脂肪などの末梢組織における糖の取り込みを促進します。さらに、肝臓での糖新生を抑制し、インスリン抵抗性の改善を介して血糖降下作用を発揮します。そのため、インスリン抵抗性が関連しているケースに対して高い有効性を示します。
また、心筋梗塞などの既往のある2型糖尿病患者さんに対しては、2次的な大血管障害発症の抑制が期待できます。インスリン治療の導入を延長させる作用があるという報告もあります。単独使用では、低血糖はほとんどみられません。
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