心臓の代償機転って何?
- 公開日: 2014/10/25
心臓の代償機転についてカンタンに解説します。
心臓の代償機転とは
代償機転とは、生命維持のために必要な心拍出量を維持するための調節機構です。
例えば、心拍出量が低下すると、交感神経系やレニン・アンジオテンシン・アルデステロン(RAA)系などの心臓刺激因子が働き、
- ● 水・ナトリウムの貯留
- ● 末梢血管の収縮
- ● 心筋収縮力の増加
が起こり、循環血液量を増加させます。
代償機転が長期間になると、心筋への負担が大きくなり、やがて十分な心拍出量を保てなくなってしまい、心不全を発症します。
(『ナース専科マガジン』2014年11月号から改変利用)
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