がん患者さんや認知症患者さんの気持ちを看護に活かそう
- 公開日: 2015/8/9
医療者が患者の治療・ケアを行ううえで、患者の考えを理解することは不可欠です。しかし、病棟業務の中では、複数の患者への治療や処置が決められた時間に適切に実施されなければならないことが日常的です。また、心身が辛い中で療養している患者は、忙しそうに働いている看護師に対して、自分から治療上の悩みや困難さを訴えるのも勇気のいることでしょう。
そこで今回、患者の病いの語りをデータベース化しているDIPEx-Japanの協力のもと、看護師が患者に対応する上で知っておくべき患者の気持ち・考えを解説します。
患者さんの声を聞く
患者さんの生の訴えを聞き、その思いをどのように看護に活かしていくかを考えて見ましょう
乳がん患者さんの声
第4回 患者さんの迷う気持ちに寄り添って治療の意思決定を支援するには?
第6回 あなたは、患者さんの手術直後の気持ちや経験を本当に理解していますか?
第7回 術後のリハビリを患者さんのペースで続けられるように支援するためには?
第8回 「この痛みが先生が言ってた浮腫」!?症状を表す言葉と患者さんの感じ方のギャップに注意!
前立腺がん患者さんの声
認知症患者さんの声
第2回 未だ根治療法のない認知症患者さんに安心を提供するには?
「健康と病いの語り ディペックス・ジャパン」(通称:DIPEx-Japan)
英国オックスフォード大学で作られているDIPExをモデルに、日本版の「健康と病いの語り」のデータベースを構築し、それを社会資源として活用していくことを目的として作られた特定非営利活動法人(NPO法人)です。患者の語りに耳を傾けるところから「患者主体の医療」の実現を目指します。