<サンプル配布あり>おむつケアからわかる!施設ならではの看護の視点とやりがい【PR】
- 公開日: 2016/12/9
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企画協賛:スリーエム ジャパン株式会社
おむつを使用している高齢者は、かぶれや発赤、ふやけといった皮膚トラブルを起こしやすく、きめ細やかなケアが求められます。そんななか、認知症専門棟をもつほか、在宅復帰支援にも力を入れる介護老人保健施設イマジンでは、看護・介護が一体となったケアで、皮膚トラブルの予防・改善に努めています。今回は、同施設の取り組みをレポートします。
介護老人保健施設 イマジンサービス科科長 中野文江さん
看護師と介護スタッフが一丸となって在宅復帰を支援
東京の南西部に位置し、永生病院に隣接する介護老人保健施設イマジンは、在宅復帰支援に力を入れています。玄関を入ると天井の高い開放感のあるデイケア、リハビリ訓練スペースが広がり、日々多くの利用者さんとスタッフでにぎわう、活気ある空間となっています。
「ここは利用者さんの生活の場なので、家庭的な雰囲気を出すために、そして、看護師と介護スタッフの職種の垣根を取り払うために、全員私服で働いています。もちろん、機能性がある服装であることはお約束ですけれどもね」と話すのは、同施設でサービス科科長を務める看護師の中野文江さんです。
多職種協働をさらに強化するために、日常的なケアも看護師と介護スタッフが一緒に行っています。おむつ交換もその1つです。
「8~9割の利用者さんが、パッドも含めたおむつを使用していますが、かぶれや発赤、ふやけなど、皮膚トラブルを抱える利用者さんも多く、看護師だけですべてのケアを行うには限界がありました。そこで、おむつ交換のたびに、看護師から介護スタッフに皮膚をどのように観察すればよいのかを伝えるようにしたところ、トラブルを早期に発見する目が養われ、介護の質も向上したのです」と、多職種が一体となってケアにあたるメリットを強調します。
おむつ交換は看護師と介護スタッフが一緒に行っている
きめ細やかなケアで皮膚トラブルを予防
もちろん、きめ細やかなケアも欠かしません。
「排泄物による皮膚トラブルを防ぐために、洗浄には特に力を入れています。皮膚の状態が良好な利用者さんにも、1日1回の洗浄は必ず行い、温めたタオルで水分をやさしくふき取っています。保湿ケアでは、介護スタッフでも手軽に使用できるワセリンを使うことが多いですね。ただワセリンは、1つの容器から何人もの利用者さんに使うので、衛生面を考えて、必ず手袋をして必要量のワセリンを取り出して塗るようにしています」と中野さん。
病院や家庭から褥瘡をもち込んだ利用者さんに対しては、おむつ交換の間隔を短くするなどの工夫を行い、個別性の高いケアを心がけています。
皮膚トラブルが減る一方ケアの負担の大きさが問題に
日頃から看護・介護が一体となって、きめ細やかなケアに努めている介護老人保健施設イマジン。個別性の高いケアにより、皮膚トラブルの予防・改善を実現する一方で、サービス科科長の中野文江さんを長年悩ませているのが、排泄ケアの負担の大きさです。特に、夜間の認知症病棟は過酷を極めるといいます。
「大勢の利用者さんのおむつ交換を行うほか、皮膚トラブルがある利用者さんへは深夜でも洗浄を行います。洗浄には適温のお湯を用意したり、洗っているときにお湯がこぼれてシーツを濡らしてしまったりと、本当に手間と時間がかかります。これに加えて、トイレに移動する利用者さんの対応も頻回にあり、現場は大混乱。まさに戦場です」
ケアの合理化を図り質の向上につなげる
排泄ケアを合理化し、負担を軽減できないか考えるなかで勧められたのが、皮膚皮膜剤スプレー「3M™ キャビロン™非アルコール性皮膜」(以下、キャビロン™スプレー)でした。利用者さんに使用した感想を、中野さんは次のように話します。
「おむつによる皮膚トラブルを抱えた状態で入所したAさんは、臀部にただれによる色素沈着を起こしていました。皮膚科を受診した後、1日に複数回の洗浄とワセリンによるケアで改善を図りましたが、キャビロン™ スプレーを使うようになってからは、1日1回の洗浄で良好な状態に保つことができています。
キャビロン™ スプレーは皮膚に皮膜をつくり、コーティングして水分をはじくので、排泄物による刺激や汚染を防げたのかもしれません。皮膚の状態が良好であれば、予防的ケアとしても活用できそうですね。深夜の洗浄がなくなったことでAさんの睡眠も分断されなくなり、安心してお休みいただけるようになったのも良かったと思います」
介護スタッフからも、「何度も洗浄しなくてはならないという精神的な負担から解放され、キャビロン™ スプレーをスプレーすれば、1日1回の洗浄でいいという安堵感を得られた」という声があったといいます。
また、ワセリンのようなべたつきがないことから、洗い残しを心配する必要がなく、洗浄にかかっていた時間を他のケアにあてることができるようになりました。「スタッフのケアの質の向上につながる」と、中野さんも期待を寄せています。
「患者さんを管理することに主眼が置かれがちな病棟看護に比べ、施設看護は利用者さんが希望する生活を送れるようにサポートするところにやりがいがあります。ですが、組織やスタッフが疲弊していては、質のよいケアやサービスを提供することはできません。これからも利用者さんのために、看護と介護が一体となって問題を1つひとつ解決していきたいと考えています」
強い組織づくりをめざす中野さんの挑戦はまだまだ続きます。
毎日、看護師と介護スタッフが合同でカンファレンスを実施し、情報を共有している
施設概要
医療法人社団永生会介護老人保健施設イマジン
急性期・回復期・慢性期から在宅まで、切れ目ない医療を提供する永生会グループにおいて、初の介護老人保健施設として1997年(平成9年)1月に開設。入所、短期入所のほか、介護予防短期入所、通所リハビリテーション、介護予防通所リハビリテーションと幅広いサービスを提供しています。また、認知症専門棟を設置し、1人ひとりの人生観・価値観に沿った生活を送ることができるよう支援しています。
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