1. トップ
  2. 看護記事
  3. 注目ピックアップ
  4. 座位や歩行が可能なケース、おむつはどう選ぶ?【PR】

座位や歩行が可能なケース、おむつはどう選ぶ?【PR】

  • 公開日: 2017/4/19
  • # 注目ピックアップ
  • # おむつ交換

排泄用具の種類はさまざまです。
おむつ類(パンツタイプ紙おむつ、テープ止めタイプ紙おむつ、尿とりパッド、布製のアウター)、トイレ(ポータブルトイレ)、尿瓶、集尿器などを利用する人に最も適した組み合わせで選ぶことが大切です。今回は、座位や歩行が可能な人の場合、どのようなものがふさわしいのか、むつき庵の代表、浜田きよ子さんに解説してもらいました。


おむつ選びの際に一番に考えるべきことは快適性

 おむつの選択はこれまで、モレないこと、しっかりと尿を吸収することが優先されてきました。しかし、最近ではおむつを選ぶポイントとして快適さが重要になってきています。この快適さとは具体的には、通気性がよくムレないこと、動きやすいこと、締め付けすぎないことなどを指します。

 また、排泄は当事者の視点で考えていくことも大切です。例えば、認知症患者さんの場合は、その人が以前どんな排泄習慣をもっていたのかを考慮することも必要です。これまで立って排尿していたため、座って排尿することができないということもあります。こういったことも考慮したうえで、快適に過ごせるよう選択していくことが重要です。

こまやかなアセスメントが最適な選択につながる

 排泄用具と呼ばれるものは、おむつ類(パンツタイプ紙おむつ、テープ止めタイプ紙おむつ、尿とりパッド、布製のアウター)、トイレ(ポータブルトイレ)、尿瓶、集尿器などがあります。快適に過ごせるように選択するためには、高齢者自身の体型やADL、疾患の種類とともに、尿・便の量、トイレの回数、トイレまでの距離、介護力の問題などをアセスメントして、その人に合ったものを選択します。

 例えば、ADLについては座位や歩行が可能かどうか、歩行できる場合は安定して歩行できるか、方向転換はできるか、介助があれば歩行できるか、両手は使えるか、などによって選択する排泄用具が変わります。おむつを選ぶ場合には、事前に排尿チャートを記録しておくと、どれくらいの吸収量のものにするかを選択する際の参考になります。サイズは、可能であればいくつかサイズの違うおむつを試してみて決定しましょう。大は小を兼ねるといいますが、おむつに限ってはそうではなく、大きめのものを選ぶとモレやズレの原因となってしまいます。そのため、実際に使用してみて、大きいものと小さいもので迷った場合は、小さいほうを選ぶとよいでしょう。

 また、皮膚に違和感があると痒くなり、そこを掻くことによっておむつに空間ができて尿がモレやすくなります。皮膚トラブルを起こしにくい紙おむつを選ぶのも大事なポイントです。

 排便と排尿は分けて考えましょう。原則としては尿とりパッドは尿専用です。排便の頻度は、下痢などがなければ1日に1、2回ですから、可能であればトイレやポータブルトイレで排泄できるよう調整しましょう。軟便の場合は、軟便をどう吸収するかよりも、まずは軟便になる原因を取り除けないかを考えることが大切です。どうしても対応しなければならない場合は、立体ギャザーが高いものを選びモレないようにしたり、軟便専用のパッドを使用するとよいでしょう。便は皮膚トラブルの原因となるため、付着したら速やかに拭き取ることが大切です。

座位が可能な場合の選択のポイント

●姿勢を崩さないという視点〜正しい座位姿勢の保持〜

 座位が可能な高齢者の場合に、まず、最初に考慮すべきことは、手がどの程度使えるかということです。ある程度の作業ができるのであれば、尿瓶、集尿器を使えないかを考えます。その上で、やはりおむつが必要であれば使用しましょう。ただし、おむつの選定も大切です。選定を誤ると姿勢の崩れにつながり、この姿勢の崩れはさまざまなことに悪影響を与えます。例えば食事や呼吸のQOLを低下させますし、局所圧のかかっている仙骨周りの褥瘡リスクを高めます。

 また、姿勢を崩さないという視点では、高吸収で厚手のおむつを選ばないほうがよいといえますが、その人の尿量、介護者がどれくらいの頻度で交換できるかを考えた上で、選定しましょう。

 もうひとつは、座っているときのお腹周りの圧迫感が少なく、楽であるといった快適さが大切です。お腹周りの伸縮性がよく締め付けないもの、加えてパッドを保持できるフィット感が高いものを選ぶとよいでしょう。

歩行が可能な場合の選択のポイント

●動きやすさを阻害しないもの

  少しでも歩行が可能であれば、本人や介護者の快適さを考慮すると、ポータブルトイレやトイレでの排泄の可能性を追求することが大切です。ただ、トイレに間に合わない場合に備えておむつを着けておくことで安心につながることもあります。

 この場合は、体に沿って動きやすいパンツタイプの紙おむつが第1候補となります。動きを妨げないためには、パンツの吸収体があまり厚くないもの、尿とりパッドを併用する場合は装着時に股間が広がりすぎないパンツタイプ専用の尿とりパッド、動きによってずれないようパッドがしっかり固定できるものを選ぶのがコツです。股幅が広すぎるとガニ股状態になり、尿とりパッドが尿を吸収するにしたがってさらに動きにくくなります。

 また、パンツを交換する際に立体ギャザーが足先やかかとに引っかかることもあるので、転倒リスクを避けるためにもはきやすさにこだわりたいものです。

 歩行が可能な人にはADLを阻害しないおむつ、動くことに不安を感じさせないおむつを選択することが大切です。


白十字 サルバやわ楽パンツ

サルバやわ楽パンツの写真

Point1 やさしく包む らくらく設計

●お腹と臀部はゆったりとフィット、モレにつながりやすい下腹部と背中部はしっかりフィットする構造

Point2 全方向からフィットしてモレ防止

●モレやすい背中まわりと下腹部に集中的にぴったりとフィット!
●長めのフィットアップギャザーが吸収体を押し上げてすき間を作らずぴったりフィット!

Point3 薄型なのに約2回分*の吸収が可能

*1回の排尿量を150mLとした場合

Point4 スイングギャザーがどんなパッドもしっかり固定

●装着前は開いているギャザーが、パンツを引き上げる際に立ち上がり、パッドを包み込み、しっかりと固定します

Point5 お肌に優しい独自の機能

●当社従来品と比較してムレやすいウエスト部分の通気性がアップ!
●素肌と同じ弱酸性素材を使用


詳しくはこちらから
https://www.hakujuji.co.jp/salva/products/diapers/yawaraku_sp/

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

バイオミメティクス(生物模倣)技術を活用した医療機器の開発【PR】

2024年5月25日~ 26日に、海峡メッセ下関(山口県下関市)で、第33回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会が開催されました。25日に行われたスイーツセミナーでは、蚊の針を模倣した注射針や超高精密3次元光造形装置(3Dプリンター)を用いた微細加工の研究・

2024/8/19