手術室勤務なら知っておきたい皮膚トラブル対策・体温管理・電気メス|勉強会用資料ダウンロードあり【PR】
- 公開日: 2020/6/22
新年度となり、異動してきた人や新入職者へ研修や勉強会を行う機会も多いのではないでしょうか。
研修・勉強会を行うためには、資料を用意するなど準備が欠かせません。3Mでは、さまざまな院内教育の役立つ動画を配信しています。
今回は周術期に関連する院内教育用の動画・資料について紹介します。研修や勉強会に役立つ動画の内容をまとめた勉強会用資料サマリのダウンロードもできます。
このサイトではサンプル動画しか視聴できませんが、3Mの会員制サイトに登録すると動画を最後まで視聴でき、講義資料のダウンロードが可能です。さらに、レジュメ付きDVDの請求もできます。
<勉強会や研修に役立つ3M医療用製品会員制サイトに登録する>
会員制サイトに登録する
(会員登録ボタンをクリックし、登録フォームにご記入後、送信ください)
手術室における粘着製品使用時の皮膚トラブルとその対策
この動画では、手術室での粘着製品による機械的刺激で起こる皮膚トラブルとその対策についてわかりやすく解説しています。
手術室では、気管挿管チューブの固定テープ、サージカルドレープの固定、対極板など粘着力の強い製品が使用されています。粘着製品の皮膚粘着力は、時間の経過とともに上昇します。手術が終了するころは、皮膚粘着力が上昇途中または、最大のときにあたります。
貼るときにはあまり強くないと思っていた粘着製品でも剥がすときには皮膚粘着力が強くなっているため、注意が必要です。
皮膚トラブルを回避するための選択肢としては、剥がすときに使用する剥離剤、貼る前に使用する皮膜剤があります。
どちらも選択肢ではありますが、どちらか一方が適している場合があるため、どのような粘着製品に使用するのか、どこに使用するのかといったことを考え選択します。
周術期体温管理の基礎知識
周術期の体温管理は、さまざまな合併症を起こさないためにもしっかりと行うことが重要です。なぜ必要なのか、どう行えばよいのかといった基礎知識を身につけておきましょう。
①なぜ<周術期体温管理>が必要なのでしょうか?
この動画では体温管理の基礎知識について学べます。低体温による合併症やリスクを解説し、麻酔導入による急激な体温低下を防ぐために、体温を適切にモニタし、36℃以上に保つ周術期体温管理が重要であることをご紹介しています。周術期の低体温によるリスクとは以下のようなものが挙げられます。
周術期低体温のリスク・合併症
・手術部位の感染率の増加
・出血量増加
・薬物代謝・麻酔覚醒の遅延
・皮膚障害・褥瘡
・心血管系のリスク増加
・創傷治癒遅延
・術後疼痛の増加
これらの合併症が起こることで、入院日数の長期化や致死率の増加などのリスクが増加します。
②効果・効率を考えた加温方法
この動画では、手術中の効果的で効率的な加温方法について学ぶことができます。手術室で使用される加温方法は、主に対流方式と伝導方式に分かれます。これらの加温の仕組みの違いや加温効果について理解することにより、より効果的で効率的な周術期体温管理を目指します。
③温風式加温装置の適正使用
この動画では、適正使用の基本原則である添付文書を参照しながら、不適切な使用例としてホージング、コミングリング(混用)、リユース(再使用)のリスクを解説します。不適切な使用をすることで効果的な加温ができなくなるばかりか、予期せぬ事故により患者さんに害を及ぼすこともあります。リスクを理解して適正使用の徹底に努めましょう。
電気メス手術における安全
安全に電気メス手術を行うためには、電気メスの原理・機能や注意事項などを知っておく必要があります。
①電気手術の基礎
この動画では、電気メス手術を安全に行うために、電気の基礎、電気メスの原理と機能、対極板の役割など「電気手術の基礎」をわかりやすくご紹介しています。電気メスは、高周波電流すなわち周波数の高い電流を体内に流して組織を切開したり、出血を抑えるための凝固を行なったりできます。作用方式は、モノポーラとバイポーラの2つに大きく分かれます。
モノポーラではメス先から放出される電流が体内を通って対極板に回収され、電気メス装置本体に戻ります。高周波電流を用いていることから、誤った使い方をすることで他の医療機器への悪影響や患者さんの熱傷事故などの重大な事故に繋がるリスクがあります。電気メスと対極板の仕組みを正しく理解することで、それらのリスクを回避し、最終的に患者さんと医療従事者の双方を守ることに繋がります。
②電気手術における皮膚トラブルとその対策
この動画では、手術に関わる皮膚トラブルのうち、電気メスによる熱傷の原因と対策について解説しています。また、適切な対極板の貼り方・剥がし方についてもご紹介しています。
手術にかかわる皮膚トラブルにはさまざまな要因があります。
・栄養状態やステロイド投与などといった患者背景
・粘着製品による機械的刺激
・消毒薬などによる化学的刺激
・圧迫やずれ、湿潤や剃毛などによる皮膚のバリア機能低下
・ウォーマーによる熱、電気メスによる熱などによる熱傷
対極板を必要とする電気メスを使用した手術では、電気メスによる熱傷、対極板剥離時の機械的刺激による皮膚トラブルが考えられます。熱傷の原因として考えられる対極板の皮膚への接触不良をどのように防ぐか、また分流による熱傷予防の注意点やその対策を理解し、あらゆる熱傷リスクを低減することが重要です。また、対極板剥離時の機械的刺激による皮膚トラブル回避には、剥がす速度と角度が重要です。
電気メス使用による皮膚トラブルを起こさないために、適切な対策を知っておきましょう。
③対極板の安全性
この動画では、対極板下で起きる高周波電流の特徴であるエッジ効果とコーナー効果を紹介し、対極板の貼付方向や大きさの違いによる対極板下の皮膚温度上昇について解説しています。
ダウンロードできる資料は、手術室での皮膚トラブル対策、周術期の体温管理、電気メス使用時に用いる対極板についての要点を図や写真、表を用いてまとめてあります。
全5種類、全てカラーで手術室での研修会などに最適です。
資料のラインナップ
手術室での皮膚トラブル対策:総論
1.皮膚トラブルとは
2.手術室における皮膚トラブルの原因と分類
手術室での皮膚のトラブル対策:各論
1.外力(圧力・摩擦)による刺激
2.粘着剤による機械的刺激
周術期体温管理
1.周術期体温管理の基礎知識
2.周術期体温管理の実際
温風式加温装置を安全にお使いいただくために
1.温風式加温装置の適正使用
2.安全チェックシートの活用
3.エアーホースの固定テクニック
よくある質問 対極板Q&A
医療従事者向けサイトではサンプル動画しか視聴できませんが、3Mの会員制サイトに登録すると動画を最後まで視聴でき、講義資料のダウンロードが可能です。さらに、レジュメ付きDVDの請求もできます。