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【連載】看護師のための輸液講座

第12回 輸液・高カロリー輸液製剤の組成・投与量についての基本的知識と考え方

  • 公開日: 2010/2/8
  • # 注目ピックアップ
  • # 輸液製剤

輸液を投与する主な目的は、水分補給、電解質補給と、そして、栄養投与です。水分投与速度や電解質の違いによる輸液の分類については既に説明しました。本当は電解質管理は非常に難しい内容なのですが、いわゆる静脈内へ電解質輸液を投与すればいいんだ、と単純に考えれば、それほど難しい内容ではないように思われます。

それは、ある意味、心臓や腎臓が正常に機能していれば、短期間の管理であれば、身体がうまく調節してくれるからです。異常な病態に対して電解質輸液を投与しているのに、それを身体がうまく調節してくれるという、逆説的なことになってしまいますけど。

もちろん心臓や腎臓に問題がある場合には、細かい電解質や水分量の調整が必要であることは言うまでもありません。でも、それは、少しばかりレベルが高すぎて専門的になってしまいますから、ま、専門家にまかせてしまおう、それでもいいと思います。

さて、今回は、栄養管理として、現在みなさんが使用している栄養輸液製剤の組成について勉強しましょう。カロリーやたんぱく質投与量などの計算についても解説させていただこうと思います。簡単な計算であるのですが、習ったことがない方が多いのです。これは、ナースだけの問題ではなく、実は、きちんとした計算を理解して実践できる医師も少ないのです。医師の場合は、知ってても計算しないんだ、と思っているかもしれませんが、本当は・・・。


炭水化物、脂肪、たんぱく質が発生する熱量は?

食事や経腸栄養剤、それから栄養輸液などのカロリー計算をするためには、その成分である、炭水化物(糖)、脂肪、たんぱく質が燃焼した場合(代謝された場合、という表現の方が学問的でしょうか)、何カロリーの熱量を発生するのかを知っておかなければなりません。

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