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【連載】人工呼吸器の基礎知識

第8回 睡眠時無呼吸症候群

  • 公開日: 2009/11/2
  • # 注目ピックアップ
  • # その他呼吸器疾患

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* 【連載】睡眠時無呼吸症候群の病態とケア


今回は、睡眠時無呼吸症候群 (Sleep Apnea Syndrome)について解説します。

Q:睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気ですか?

A: 睡眠中、何らかの原因により呼吸が停止、もしくは呼吸が浅くなることを繰り返す病気です。

そのためSpO2の低下・回復を繰り返し、また呼吸再開に伴う覚醒反応により睡眠が阻害されます。
睡眠中呼吸が停止する原因別に大きく閉塞型、中枢型と分類されており、睡眠時無呼吸症候群 (Sleep Apnea Syndrome=以下、SAS)の大半は閉塞型です。

現在日本における診断定義は「EDS (Excessive Daytime Sleepiness : 日中過眠)、もしくは閉塞型無呼吸に起因するさまざまな症候のいくつかを伴い、かつAHI (Apnea Hypopnea Index : 睡眠1時間当たりの無呼吸・低呼吸の回数)≧5」とされています。
閉塞型無呼吸は睡眠中上気道が閉塞することによって起こり、その原因としては肥満による上気道軟部組織への脂肪沈着、扁桃肥大、巨舌等の軟部組織の増加、または下顎の後退や小顎などの骨格に起因する場合もあります。

睡眠時上気道モデル

主な診療科は呼吸内科、耳鼻咽喉科、精神神経科、睡眠科、また循環器疾患との関連から循環器内科においても診療されています。

Q. SASにはどのような症状がみられますか?

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