1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 検査
  5. その他検査全般
  6. 第2回 看護に役立つ単純X線撮影を学ぶ

【連載】看護師のための画像診断

第2回 看護に役立つ単純X線撮影を学ぶ

  • 公開日: 2015/11/1

単純X線撮影とは

今回は単純X線撮影の話です。単純X線撮影は、体の中をX線を通過させてその影を撮る という、最もシンプルな方法です。装置そのものが単純なので、専用の撮影室での撮像以外にも、専用の撮像装置をベッドサイドまで運んで撮像することも可能です。

通常は一回の撮影で一枚の画像ができ、腹部のほぼ全体を一度の撮影でカバーできる一方で、マンモグラフィのように範囲を限定して精細度の高い画像を得ることも可能です。 また体位や肢位を工夫することで、関節などの特定の情報を評価しやすくすることもできます。

このように簡便で応用範囲の広い検査方法ですが、やはり多くの注意点があります。読影と撮像方法とが密接に関連しているため、それぞれを独立させて解説することは困難なので、結果としてどのような画像が得られるのか という観点からお話しして、そののちに、読影についてもふれてみたいと思います。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

腰椎穿刺(ルンバール)の介助|目的、手順、観察項目、合併症とケア

腰椎穿刺とは  脳や脊髄は髄膜によって包まれ、無色透明の脳脊髄液(髄液)に浮いた状態で存在しています。髄液は外部環境の変化や衝撃から脳・脊髄を保護するとともに、脳の形状維持の役割を担っています。脳室やくも膜下腔を循環している髄液の量は成人で約150mLであり、1日に産生

2021/12/13