1. トップ
  2. 看護記事
  3. ニュース
  4. HealthDay News
  5. 広く使用されている抗うつ薬がIBSの新たな治療選択肢として有望

【連載】【HealthDay News】メディカル・ヘルスケア関連のニュースをお届け

広く使用されている抗うつ薬がIBSの新たな治療選択肢として有望

  • 公開日: 2023/10/31

 これまで長年にわたってうつ病や片頭痛に使われてきた安価な薬を、過敏性腸症候群(IBS)の治療薬として適応外使用することの裏付けとなる臨床試験の結果が報告された。三環系抗うつ薬のアミトリプチリンを使用した患者では、プラセボを使用した患者と比べてIBSの症状が改善する可能性が約2倍高いことが示されたのだ。英リーズ大学消化器学教授のAlexander Ford氏らによるこの試験の結果は、「The Lancet」に10月16日掲載され、欧州消化器病週間(UEG Week 2023、10月14~17日、デンマーク・コペンハーゲン)でも発表された。Ford氏は、「低用量で開始して徐々に増量すれば、アミトリプチリンはIBSに対して有効かつ安全なことが示された。これは喜ばしいことだ」と話している。

イメージカット

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

短時間の運動“エクササイズ・スナック”で健康増進

NEW

 1回5分以内というごく短時間の運動を日常的に随時行うことで、健康状態が改善することが報告された。そのような短時間運動の繰り返しは、生活習慣として取り入れる際のハードルが低く、かつ継続率も高いことが示されたという。オビエド大学(スペイン)のHugo Olmedillas氏らが

2025/10/27