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広く使用されている抗うつ薬がIBSの新たな治療選択肢として有望

  • 公開日: 2023/10/31

 これまで長年にわたってうつ病や片頭痛に使われてきた安価な薬を、過敏性腸症候群(IBS)の治療薬として適応外使用することの裏付けとなる臨床試験の結果が報告された。三環系抗うつ薬のアミトリプチリンを使用した患者では、プラセボを使用した患者と比べてIBSの症状が改善する可能性が約2倍高いことが示されたのだ。英リーズ大学消化器学教授のAlexander Ford氏らによるこの試験の結果は、「The Lancet」に10月16日掲載され、欧州消化器病週間(UEG Week 2023、10月14~17日、デンマーク・コペンハーゲン)でも発表された。Ford氏は、「低用量で開始して徐々に増量すれば、アミトリプチリンはIBSに対して有効かつ安全なことが示された。これは喜ばしいことだ」と話している。

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