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PCI後の血栓予防、アスピリンよりP2Y12阻害薬が有効?
- 公開日: 2025/6/26
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受け、抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)を終えた患者には、一般的には血栓を予防するためにアスピリンによる単剤療法が行われる。しかし新たな研究で、アスピリンよりもチカグレロルやクロピドグレルなどのP2Y12阻害薬による単剤療法の方が心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントを有意に減らす可能性のあることが示された。P2Y12阻害薬は、血小板表面の受容体を阻害することで血小板の凝集能を低下させ、血栓形成を防ぐ作用を持つ。Cardiocentro Ticino研究所(スイス)のMarco Valgimigli氏らによるこの研究結果は、「The BMJ」に6月4日掲載された。

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