1. トップ
  2. 看護記事
  3. 注目ピックアップ
  4. 第3回 Q&A~吸引処置に関する注意点(開放式吸引)~

【連載】看護に役立つチューブ・カテーテルの使い方

第3回 Q&A~吸引処置に関する注意点(開放式吸引)~

  • 公開日: 2010/2/8
  • # 注目ピックアップ
  • # 吸引

Q. 気管吸引の後ならば、そのまま同じカテーテルで口腔内吸引をしてもいいですか?

A. セミクリティカルの考え方からは問題ないと言えるかもしれませんが、気管内への痰の流れ込みを防ぐこと、誤嚥性肺炎防止の観点から考えると、はじめに口腔内吸引が必要になるので、必然的に吸引カテーテルは新しいものに変えて気管吸引をしなければならないということになります。
それ以外は、緊急時やその時の状況であくまでも患者の状態を考慮しての実施となります。

Q. 口腔内吸引と気管吸引の明確な感染管理上の違いはありますか?

A. 解剖生理上の違いからは、口腔はノンクリティカル、気管はセミクリティカルでより清潔な管理が必要ですが、口腔も気管も清潔に取り扱うという点では、あくまでもスタンダードプリコーションに準じた管理が何よりも重要ということになります。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

バイオミメティクス(生物模倣)技術を活用した医療機器の開発【PR】

2024年5月25日~ 26日に、海峡メッセ下関(山口県下関市)で、第33回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会が開催されました。25日に行われたスイーツセミナーでは、蚊の針を模倣した注射針や超高精密3次元光造形装置(3Dプリンター)を用いた微細加工の研究・

2024/8/19